Stand up 実行委員会「Stand up vol.17」2023年4月23日(日)東京・ゴールドジムサウス東京ANNEX
▼第4試合 -63kg契約 3分3R〇吉岡龍輝(及川道場/King of Rookie2022 -63kg新人王)判定3-0 ※30-29、30-28×2×細野登弘(新潟誠道館)
JAPAN CUP2021-65kg級王者でKing of Rookie2022 -63kg新人王に輝いた吉岡はプロ戦績3戦2勝(1KO)1敗。対する細野は8戦3勝(2KO)5敗。
1R、右ジャブ、左ストレートといった早い攻撃の吉岡に対し、細野は右ミドルを当てていく。2R、吉岡は左奥足へのローをこつこつ当て効かせると、左ミドル、右ストレートも当てて優勢を印象付けた。細野は動きが鈍くなるも右ミドルを返す。
3R、攻め疲れか、手数の減った吉岡に、細野は右ミドルからワンツーを当て手数で押し込む。吉岡はミドルを返していき押され気味ながらも、細野の巻き返しを許さず判定勝ちした。
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▼第3試合 -57.5kg契約 3分3R〇SAIGO(TARGET SHIBUYA)判定3-0 ※30-29×2、30-28×山本亘哉(TEAM TEPPEN)※デビュー戦
1戦1分のSAIGOと、Stand upアマチュア全日本大会Aクラス-60kg準優勝で今回がプロデビュー戦となる山本の一戦。
1R、右ミドルでプレスをかける山本に、SAIGOはじりじりと距離を詰めて左ストレートを振り回す。接近戦では山本がテンカオ、ミドルを当てていく。2R、SAIGOはアグレッシブに詰めて左右フック、右ストレート。山本はヒザを返すが、SAIGOの勢いに押されてしまう。3R、細かい連打で入らせない山本に対し、SAIGOは左フック二蓮発を強打させる。蹴りで距離を取る山本に、SAIGOはパンチの手数を落とすことなく前に出続ける。判定でSAIGOが勝利した。
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▼第2試合 -60kg契約 3分3R〇近藤大晟(及川道場)KO 3R 2分38秒×G-REX(TEAM TEPPEN)※デビュー戦
JAPAN CUP2022とStand upアマチュア全日本大会Aクラスの-65kg級で優勝の実績を持つ近藤はプロ戦績1戦1勝。対するG-REXはStand upアマチュア全日本大会Aクラス-65kgで準優勝し、今回がプロデビュー戦。
1R、近藤がプレッシャーをかけ左ミドルを出しながら前進。G-REXは下がりながらもパンチを返していき、お互いに譲らない展開。2R、ワンツーで出る近藤が有効打を当てていくと、G-REXは被弾しながらも手数を返していく。3R、右ストレートで2度のダウンを奪った近藤は最後に飛びヒザをクリーンヒットさせてKO勝ち。近藤は今大会のMVPも獲得した。
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▼第1試合 -57kg契約 3分3R〇門脇碧泉(正道会館・戸田道場)※デビュー戦判定3‐0 ※29-27、29-28、29-28×堀本祐惺(TRY HARD GYM)※デビュー戦
Stand upアマチュア全日本大会Aクラス-60㎏級優勝の実績を持つ門脇は今回がプロデビュー戦。対する堀本はJAPAN CUP2022中学生部-55㎏優勝者でこちらも今回がプロデビュー戦となった。
1R、出入りの速い攻撃を見せる門脇は開始早々に飛び込んでの右ストレートでダウンを奪う。掴んでの攻撃を連発する門脇は偶発性のローブローを見舞ってしまい、一時試合中断。その後も思い切りのいい攻撃を見せる門脇が前蹴りからパンチにつなぎ、堀本は近距離で打ち合いに持ち込む。
2R、圧力を強める堀本は左右フックから右ロー、門脇もガードを固めて前進するが、お互いに組み合う展開が続く。
3R、堀本は逆転狙いで左右ローで前に出るも、門脇は組み付く展開が多く警告が出る。堀本が接近戦を仕掛けるのに対し、門脇は組み付いてからの胴回し回転蹴り。堀本は逆襲ならず、1Rにダウンを奪った門脇が判定勝ちした。
■寺戸伸近GM総括「今日は1試合目から凄く盛り上がる試合が続きました。第1試合目で門脇選手の圧勝もあるのかなと思いましたが、堀本選手は粘り強くそうさせませんでした。今後2人の活躍をさらに期待して注目したいと思います。第2試合目は近藤選手が倒し切ったことが素晴らしかったなと。G-REX選手も頑張りを見せる中、近藤選手はKOしたことが評価につながりMVPに選ばせていただきました。第3試合目のSAIGO選手はアマチュア実績もあり今回初参戦でどういう試合を見せてくれるのかなと思っていたところ、凄くアグレッシブで打ち合う選手でした。それで山本選手はペースを乱されるような形となり、最後にSAIGO選手が勝ちを持っていったと思います。第4試合目は、吉岡選手の完勝のような流れでしたが、3Rは細野選手が最後に根性を見せる試合になりました。全体的にレベルの高い試合が続きました。次回、7月16日(日)大会から2023年の新人王トーナメントが開幕するので、今日出場した選手もエントリーしていただき2023年の新人王を目指していただきたいと思います」