カイトこと福田海斗(左)が5月も日本で試合、デッチャイヤーと対戦する(C)ホーストカップ
2023年5月14日(日)東京・大田区総合体育館『第一回国際親善大会 KICKBOXING WORLD CUP in JAPAN/TOKYO』の追加対戦カードが発表された。
出場が決まっていたカイト・ウオーワンチャイこと福田海斗(キングムエ)の対戦相手がデッチャイヤー・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー)に決定。
福田は日本ではなくタイを主戦場とし、WPMF世界フライ級王座、プロムエタイ協会フライ級王座、TRUE4Uスーパーフライ級&バンタム級王座などを獲得。ルンピニースタジアムとラジャダムナンスタジアムのランキングにも名を連ねた。2022年4月、那須川天心とRIZINで対戦したクマンドーイからダウンを奪う快勝でIMSA(国際ムエタイスポーツ協会)世界スーパーバンタム級王座も獲得。本場タイで最も有名な日本人選手として、多くのムエタイファンから親しみと尊敬をもって「サムライ・フアチャイ・タイ」(タイの心を持つサムライ)の愛称で呼ばれている。今年4月23日にはIMSA世界フェザー級王座決定戦にて強豪ガイパーに惜敗。
【写真】デッチャイヤーは今年3月、ランシットで福田と対戦しているチェップカート(右)と2月に引き分けている
対するデッチャイヤーはコロナ禍でここ数年はわずかしか試合が出来ていないが、コロナ禍前はムエタイジムの名門中の名門ペッティンディーアカデミー所属で活躍。4年前の2019年にはラジャダムナンスタジアム興行『スックペッティンディー』メインで当時絶対王者であったルンナライ・モーラタナバンディットから2RKO勝ちを収め、その後はヨーティンやノンユット、サミンデート、トンノイといった一流選手と拳を交えている。
タイでの最新の試合は今年2月3日(金)ランシットスタジアム興行『スック ムエマンワンスック』セミファイナルに出場しており、True4Uのフェザー級ランカー、チェップカートと対戦。カイトとも今年3月にランシットスタジアムで対戦している(カイトが判定勝ち)チェップカートの圧力に押される場面もあったものの、テクニシャンぶりを発揮しドロー。そして4月23日(日)の『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』で初来日すると、NKBランカーの新鋭・勇志からダウンを奪う快勝で実力の差を見せつけた。
ガイパーに敗れたカイトが悔しさをバネに勝利するか、デッチャイヤーが前回同様、技術で振り切るか。