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2023年6月8日(日本時間9日)に米国ジョージア州アトランタのオーバータイムエリート・アリーナにて『PFL 4: Regular Season』が開催。フェザー級で工藤諒司(日本)vs.クリス・ウェード(米国)のレギュラーシーズン2戦目が決定した。
▼フェザー級 5分3R
工藤諒司(日本)11勝5敗1分
クリス・ウェード(米国)22勝9敗
初戦で敗れて0ポイント同士のプレーオフ進出をかけた初顔合わせのマッチアップ。
MMA11勝5敗1分の工藤は、初戦でモヴィッド・ハイブラエフに判定負けで0ポイントの8位。ウェードはバッバ・ジェンキンスに判定負けで同じくOポイントで9位になっているが、レギュラーシーズンは2戦のみで、この試合でビッグポイントを獲得して勝利すればプレーオフ進出の可能性も出て来る。
レスリングベースでスイッチヒッターのウェードは、2021年シーズン準優勝&2022年ベスト4。2018年8月には川名雄生に1R ギロチンチョークで一本勝ちするなどMMA22勝9敗で、その9敗はすべて判定負け。フィニッシュされない粘り強さを持つ。
米国サフォーク州のレスリングファイナリストに2回、王者が1回、ニューヨーク州の高校レスリング王者、JUCO 165ポンド級全国ファイナリスト、全国レスリング選手権174ポンド級ディビジョン3で5位、アマチュアキックボクシング王者、リング・オブ・コンバット155ポンド級王者などの肩書きを持つウェードは、フォークスタイルレスリングを武器に、2014年8月からUFCに参戦。
オクタゴンで4連勝後、ルスタン・ハビロフ、現王者のイスラム・マカチェフを相手に判定負け。その後、フランキー・ペレスに判定勝ちして、PFLに移籍した。PFLでは16戦して10勝6敗。ナタン・シュルツに2度、現UFCのロイク・ラザボフ、近年では2021年にハイブラエフ、2022年にラウネーン、そして前戦でジェンキンスに、前述の通りすべて判定で敗れている。
勝利は2KO・TKO、5つのサブミッション、そして15の判定勝ちと競り勝つ試合が多いなかで、2022年6月にはカイル・ボクニエクを左ハイ、2021年6月にはアルマン・オスパノフを右ミドルハイでTKOに下しており、ねちっこいケージレスリングに加え、ローキック、サイドキックを含め、左右の蹴りと組み際のギロチンチョークにも注意が必要だ。
初戦でポイントを獲得した上位陣はいずれも潰し合うことなく下位陣との試合が組まれており、5Pで首位のブレンダン・ラウネーン(vs.ヘスス・ピネド・6位)、3Pで2位のジェンキンス(vs.チョ・ソンビン ※初戦は書類不備で欠場)、同じく3Pで3位のハイブラエフ(vs.ダニエル・トーレス・7位)、3Pで4位のアレハンドロ・フローレス(vs.マルロン・モラエス・10位)、3Pで5位のガブリエル・ブラガの試合は組まれておらず、ソンビンが出場を果たしている。
ラウネーン以外は3Pの横並び。下位陣が早期決着のボーナスポイントを獲得して勝利すれば、プレーオフ進出の可能性が出て来る。
工藤とウェード、ともにフィニッシュが必要ななか、工藤は昨年同様にシャープな打撃を当てる瞬間を作ることが出来るか。
◆PFL 4: Regular Season
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Brendan Loughnane vs. Jesus Pinedo
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Robert Wilkinson vs. Will Fleury
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Thiago Santos vs. Mohammed Fakhreddine
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Movlid Khaybulaev vs. Daniel Torres
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Marthin Hamlet vs. Sam Kei
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Joshua Silveria vs. Delan Monte
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Bubba Jenkins vs. Jo Sungbin
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Krzystof Jotko vs. Ty Flores
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Alejandro Flores vs. Marlon Moraes
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Chris Wade vs. Ryoji Kudo
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Abigail Montes vs. TBA Showcase
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Alexei Pergande vs. TBA Showcase