K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】大岩龍矢「自分が王者にならないと盛り上がらない」vs.横山朋哉「僕が勝って一歩上に行く」、中島千博は韓国新鋭と対戦

2023/04/24 23:04
【K-1】大岩龍矢「自分が王者にならないと盛り上がらない」vs.横山朋哉「僕が勝って一歩上に行く」、中島千博は韓国新鋭と対戦

スーパー・フェザー級王座決定トーナメントの準決勝進出者同士である大岩(左)と横山が対戦(C)K-1

 2023年6月3日(土)神奈川・横浜武道館『K-1 WORLD GP 2023』の第2弾対戦カード発表記者会見が、4月24日(月)都内にて行われた。

 スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで、大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs.横山朋哉(リーブルロア)、中島千博(POWER OF DREAM)vs.ハン・ギョンミン(韓国/RAON GYM)の2試合が決定。

 大岩は幼少期に空手を学び、中学・高校時代はラグビーで活躍して愛知県代表にも選ばれたアスリート。大学在学中にキックボクシングを始め、卒業後にプロデビュー。重いパンチを武器にスタウロス・エグザコスティディスと芦澤竜誠に勝利。2021年11月には第4代Bigbangライト級(-61.23kg)王座に就いた。2022年4月、江川優生に判定勝ち。9月の「第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では準決勝でレオナ・ペタスに敗れた。今年3月に國枝悠太をKOして再起。戦績は23勝(8KO)9敗。

 横山はK-1甲子園2017 -60kg準優勝の実績があり、2018年6月からK-1 JAPAN GROUPの大会に出場。「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では優勝候補と目されるも、2022年1月の決勝で中島千博に敗れ戴冠ならず。9月の「 K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では1回戦でスタウロス・エグザコスティディスを左ハイでマットに沈めて見せたが、準決勝で朝久裕貴にKO負け。今年2月にペットサムイから2度のダウンを奪っての判定勝ちで再起。戦績は14勝(7KO)4敗。

 会見で大岩は「(前回)試合が終わって無傷だったので今回早くしたかったので、こういう形ですぐに試合が決まってよかったなと思います。対戦相手は僕自身も強い相手だと思っているので、いい相手と戦えてよかったなと思っています。今王者(レオナ・ペタス)がベルトを持っているんですけど、正直ぱっとしないので、早く自分が試合をして王手をかけたい。自分が王者にならないと盛り上がらないと思っています」と、横山を倒して現王者のレオナに挑戦したいとアピール。

 横山も「今回は事実上のスーパー・フェザー級王座決定トーナメント3位決定戦そのものだと思うので、僕が勝って一歩上に行きます」と、王座挑戦に近付きたいとした。

 互いの印象について横山は「鎖かな…というのと、試合の印象はフィジカルが強くて気持ちも強くて。どんどん前に出てきてという印象ですね。倒し合いをして盛り上げて僕が最後に勝つというのが僕のシナリオです」とし、大岩は「鎖です(笑)。煽るつもりはなかったんですけれど。ベイビーって感じですね。赤ちゃん。気持ちがめちゃくちゃ弱いので。技術や戦い方は凄く強いし、レベル高いけれど、気持ちが赤ちゃんなので、その気持ちを折って倒したいなと思います。前回久々にKO勝ちしたんですけれど、やっぱりKOじゃなきゃダメだなと改めて思いました。最近ドラムミットで打ち込み練習ばっかりやっているので、今のパンチはめちゃくちゃ重いと思います。だからKOで勝ちます」と、両者揃ってKO決着を宣言した。

 大岩にベイビーと言われた横山は「試合までに気持ちを強くしてボスベイビーになります」と、気持ちでも負けないと答えた。


 中島は極真空手で2017年第34回全日本ウェイト制軽重量級優勝、2017年オールアメリカン大会無差別級3位、2018年USウェイト制軽重量級優勝などの実績を引っ提げてキックボクシングに転向。2019年5月にプロデビューし、2勝(2KO)を飾ったが2020年2月に横山朋哉に敗れプロ初黒星。9月も山本直樹に敗れ連敗となったが、2021年5月大会で伊藤健人からダウンを奪って勝利。2022年1月「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」を制して王座に就いた。6月の『THE MATCH 2022』では笠原友希に判定負けを喫したが、12月の初防衛戦では西元也史に判定勝ち。戦績は7勝(4KO)3敗。

 対するギョンミンは頑丈な身体と前に出る突進力が特徴的な韓国人ファイター。どんな相手に対してもパンチとローで削り勝つスタイルで、韓国キックボクシング界の新世代として注目を集めているという18歳。戦績は17勝5敗。

 中島は「今回K-1に初出場させていただくのですが、海外の選手も初めてです。ハン選手は18歳で22戦くらいしていて、僕よりも倍くらいのキャリアを持っている選手。とても若さ溢れるアグレッシブなスタイルでした。年齢は10歳くらい離れているんですけど、僕も若さに負けないようにアグレッシブに戦いたいと思いますので応援よろしくお願いします」と意気込み。

 その相手に対して「パンチの打ち分けとローでガンガンくるのが動画を見た印象です。その攻撃をもらわず、自分の攻撃を当ててKOしたいとも思っていますし、僕がしっかり打って逆にパンチで倒したいとも思っていますし。どんな戦いになってもしっかりしたKOをしたいと思っています」と、パンチでKOしたいとした。

 大岩vs.横山に関しては「去年のスーパー・フェザー級トーナメントを生で見させてもらっていて、僕自身あの大会に出られなかったことを後悔していますし(怪我で出場がかなわなかった)、僕がいたら優勝していたという気持ちです。同じ大会で試合を出来るのはとても光栄で、見てもらっているファンの方にしっかり中島千博のほうが強いんじゃないかと思ってもらえる様な試合をしたいと思います」と、2人に負けない試合をしたいとした。

 また、ギョンミンからは「K-1・日本での試合は初めてで、強い選手と戦えることをとても楽しみにしている。日本のファンに楽しんでもらえる試合をし、誰が見ても明らかな内容で圧倒的に勝ちたい。みなさんに会場に来たことを後悔させない、最高の試合を見せられるようにしっかりと準備をしていく」とのコメントが読み上げられた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント