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【K-1 KRUSH】勝利した中国チーム「K-1のベルトを狙いたい」とのアピールも=日本vs中国・7対7対抗戦一夜明け会見

2019/07/22 17:07
2019年7月21日(日)東京・後楽園ホールで開催された『K-1 KRUSH FIGHT.103』の一夜明け会見が、22日(月)都内にて行われた。会見には「日本vs中国・7対7全面対抗戦」に出場した全選手が出席。  中国チーム『武林風』のユー・レイプロデューサーは、「昨日は正直一睡もすることができませんでした。昨日の試合はエキサイティングなものだったからです。まず昨日、試合をしてくれた全てのファイターに感謝したいと思います。勝ち負けに関係なく彼らが発揮してくれたスポーツマンシップと偉大な魂に感動しました。私は日本のKRUSHに感謝します。全ての面においてパーフェクトな仕事をしていました。世界でも最も優れたイベントでした。中日の格闘技がアジアで秀でたイベント、お手本になることができました。我々、武林風もよかったと思いませんか? 我々のチームが優秀であることが証明されました」と、4勝3敗で日本チームに勝ち越したことに満足そうだ。  対抗戦をコーディネートしたCFP(チャイニーズ・ファイティング・プロモーション)の岩熊宏幸代表によれば、「中国国内でも注目を集めている。対抗戦は8月に2週にわたってテレビ放映されることが決まっている」とのこと。  中村拓己K-1プロデューサーは「会場は1850人超満員札止め。日本での対抗戦は3度目ですが毎回対抗戦らしい雰囲気のある大会、盛り上がった大会になったと思います。日本は3勝4敗と負け越す悔しい結果に終わりましたが、それぞれの試合がハイレベルで客観的に見てエキサイティングで面白い試合になったと思います。中国チームは気合いを入れて勝ちに来ていると感じました。中国とはずっと交流していますが、レベルが上がって新しい選手が出てきて、学ぶべきことがたくさんあると感じました。コラボレーションしてもっともっとアジアで注目されるようなショーになっていってほしい。対抗戦は日本でも中国でも行われるし、負けた優しさは日本チームとしてどこかで晴らしたいと思います」と総括した。  勝利した中国チームのメンバーは全員が口を揃えて「また日本で試合がしたい」と言い、加藤虎於奈に勝ったジャン・チュンユーは「K-1のベルトを狙いたいと思うのでチャンスがあればK-1で戦いたい」、卜部功也に初回KO勝ちしたジュー・シュアイは「可能であればK-1のベルトに挑戦させていただきたいです」と、それぞれK-1への参戦をアピールした。 次ページは各選手のコメント。 [nextpage] ワン・ジーウェイ(中国/遼寧創新ジム/CFP)「昨日は勝利することができて嬉しく思っています。望んでいたKO勝ちでなかったことが残念です。次の機会をもらえれば皆さんにKOを見せたいと思います。自分にとってよかったのは、しっかり研究してきたこと。相手は背が高くテクニックもある。あと前蹴りを意識して練習していたので、その成果が出た。残念だったのはKOできなかったこと。実力不足だと思います。反省点を活かして練習したい。タイトルに挑戦して名前を世界に知らしめたい。日本はアウェイですが、観客が温かく迎えてくれるので、その環境で試合ができるので日本での試合は大好きです」 瓦田脩二(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)「帰った後に自分の試合を見たんですが、情けない試合で悔しかったです。肉を切られて骨を断つような覚悟を持って次は試合に臨みたい。普段の生活から変えていかないといけないと思いました。また対戦できる機会があればどの舞台でもやりますのでよろしくお願いします」 ワン・ジュンユー(中国/星武創新ジム/CFP)「昨日の試合で負けて残念だった。やりたかったことが出せずにいたのが残念でした。KOで勝つことができなくて残念です。次は必ずKOして勝てるように努力して練習したいと思います。日本での試合はファンの皆さんが温かく応援してくださる。そこで試合ができるのは自分も嬉しい。日本のファンに喜んでもらえる素晴らしい試合を見せられるように頑張っていきたい」 山本直樹(日本/優弥道場)「試合は勝ったんですがあまり嬉しくないです。倒して勝たないと意味がない試合だったので。1年前と変わってないのでちょっとまずいなと思いました。今回は腹を効かせて上(頭部)で倒す予定でしたが、腹が効いたのは分かっていたが倒せずに終わって反省点ばかりです。相手はタフで素晴らしい選手だと思いました。ベルトを獲るためにやっているので、これから上に上がるためには倒していける選手にならないといけないので課題を一つ一つクリアーしていきたい」 ジャン・チュンユー(中国/盛利人合ファイトクラブ/CFP)「昨日の試合は結果的に勝つことができて嬉しく思っています。強い選手なので勝てたことがよかった。再戦する機会があれば素晴らしい試合を見せて、はっきりと勝ちたいと思います。我々が勝てたのは中国を代表して日本で戦ったから、プライドを持って臨みました。全勝ではなかったですが、全員がその気持ちで戦ったことが勝利につながったと思います。K-1のベルトを狙いたいと思うのでチャンスがあればK-1で戦いたい。私はタイで何度か試合したことがあり、ムエタイの試合は会場もアツく盛り上がります。日本での試合も同じような雰囲気があってファンがアツく、盛り上がる環境なので選手もいい状態で試合ができます。その環境が好きなので日本でたくさん試合をしていきたいと思います」 加藤虎於奈 (日本/TEAM TOP ZEROS)「昨日は相手が打たれ強くて、倒せると思える攻撃を打っていたが効いていなくて。強打を出し続けたらスタミナがなくなって強い選手との差を見せつけられた。今後もっと頑張りたいと思います」 ドン・ウェンフェイ「結果的には負けてしまいましたが、試合内容はとてもよかったと思います。とても強い選手でいい試合が出来たと思っています。機会があれば中国に来ていただいて再戦しましょう。結果的に負けてしまいましたが、結果よりも過程が大事。また日本へきて試合をしたいと思いました」 藤村大輔(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)「ジムの移籍一発目でプレッシャーを感じるものがありましたが、ダウンをとって判定になりましたが勝ててホッとしています。試合をやっていく中で修正できるところがいくつかあると思うので、自分のノビシロを感じたし、今後強くなるので応援お願いします。勝てたのは自分不器用なので、ガチャガチャした戦い方になるんですが、それがうまく相手のいいところを殺せたかなって。元々延長戦までやる削り合う戦いを覚悟するとセコンドと話していたんですが、ダウンを取れて無事3R内に終わったので嬉しく思います。今後はKRUSHのチャンピオンベルトを狙っていきたい」 ワン・ポンフェイ(中国/遼寧創新ジム/CFP)「昨日は試合で負けてしまって遺憾に思いました。中野選手は強かったです。1Rに金的で注意を取られましたが、自分は蹴っていないんじゃないかと思いました。そこは残念です。試合結果は審判が決めることなので意見はありません。ぜひ再戦したい。自分は海外に出て試合をする機会が多いですが、その中でも日本はリラックスできます。食べ物も合うし、天気もよくてリラックスして試合ができました。機会があればまた日本へ来て試合がしたい」 中野滉太(日本/POWER OF DREAM)「勝つことできましたが、まだ自分の中で課題がたくさん出た試合かなと思います。でも強いチャンピオンと戦えたのは自分にとってプラスだったかなと思います。勝てた要因は、焦らずしっかり自分の戦い方が落ち着いてできたからだと思います。今後の目標は、強い選手に勝てたのは日本でも強い選手に通用すると思ったので、強い選手と戦えるように目の前の試合をクリアーしていきたい」 ジャオ・チョンヤン(中国/一龍奥宇ジム/CFP)「昨日は実力を出し切れたと思っています。でもまだ100%とは言えなかったと思う。伊藤選手はとても強かったです。KOに終わりましたが伊藤選手には感謝したいです。前回出場した時は負けて、それを踏まえてトレーニング回数を増やし、1日3回のトレーニングを積みました。それが勝てた要因。これからもっと強いファイターと日本で試合したいと思います。前回の朝久裕貴との対戦で飛びヒザをもらってKO負けして、それから飛びヒザを研究して飛びヒザだけを何百回と練習してきました。私はプレッシャーなく試合ができました。また日本で出場させていただきたい」 伊藤健人(日本/K-1ジム目黒TEAM IGER)「昨日は映像を見返して劇的なKO負けで。記憶がないので、たくさんの人に心配をかけたので、僕は元気です。派手に倒された分スッキリしているので、自分が変われる分岐点とプラスに捉えています」 ジュー・シュアイ(中国/遼寧創新ジム/CFP)「昨日の試合で勝利できて嬉しいです。自分がKOで負けるんじゃないか、という予想が多かったので悔しかったですが、KOで勝てて嬉しかったです。この試合に向けて自分自身が厳しいトレーニングを積んできました。内容も仲間と研究してきました。今後は可能であればK-1のベルトに挑戦させていただきたいです。(大将戦前の)3勝3敗というプレッシャーは全くなく、リラックスして戦えました。日本に来るというアウェイで試合をすることにプレッシャーはなかったですが、卜部選手がトップファイターで強い相手なので緊張しました。日本で過ごした数時間はリラックスできたので、また日本で試合をしたいと思います」 卜部功也(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)「こういう結果になってしまいましたが素直に受け入れました。相手が素晴らしかったということで。家に帰ってから映像をチェックして、反省点もあったと、前を向いて進むしかないという感じです。ダメージはあると思うので、脳が記憶するショックはあると思うので、冷静に落ち着いてタイミングが合えば出来たらと思います」
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