「僕がアーチュレッタにしっかり勝って、日本の強さを見せつけたい」
ーーRIZINでは、今もバンタム級で自分はトップにいると思いますか?
「もちろん思います」
ーーどういう部分で?
「RIZINに出ているバンタム級の選手に負けるとは思わないです」
ーー元谷選手についても「この人じゃないな」と?
「いや、しっかり勝ち続けているし、実績もある選手なので僕としてもやりたい相手だと思います」
ーー「バンタム級トップにいる」ということでしたが、フアン・アーチュレッタ、井上直樹選手と自分と比べてどう感じていますか。
「二人とも素晴らしい選手だと思うので、今回勝ったとしても、より研究や努力が必要かなと思っています」
ーーキム・スーチョルを下したアーチュレッタに関しても。
「強いですね」
ーー今回のバンタム級2試合の勝者同士が戦い、バンタム級のタイトルマッチになります。この試合に勝ったら、井上選手とアーチュレッタ選手のどちらと戦いたいですか。
「戦いたいのはアーチュレッタ選手。やっぱり去年の大晦日にBellatorとの対抗戦があって、そこに僕が出たかったんですけど出られなくて、そのなかでRIZINの日本人が全敗ということで、世界的にRIZINが舐められたと思うので、僕としても悔しかったです。僕が戦ってしっかり勝って、日本が強いというのを見せつけたいと思っています」
「僕を相手にミスをしたら一撃で倒せる自信があります」
ーー今回、来日したエリーコーチとは会話は英語で?
「まだ完璧ではないですけど、ずっと英語の勉強は続けてきて、アメリカにも行っていたので、多少聞き取ることはできるのでコミュニケーションは取れています」
ーー今回、ミットを持ったエリーコーチに、米国からついてもらった決め手は?
「“全部”なんですけど、僕がアメリカのシンジケートジムに行った時に、彼はフランス人なんですけど、ちょうど同じタイミングで彼もトレーナーとして腕を磨くために来ていて、そこで僕らは出会ったのですが、エリーの方から声をかけてくれて、僕の“コーチをしたい、ミットを持ちたい”と言ってくれて。そこでいろいろ初めて教えてもらったときに、さっき言ったような、知らなかった技術を教えてもらったり、彼の知識量、技術量にすごく驚かされて、“あっ、今の僕に本当に必要な人だ”と感じて、すぐに声をかけました。あとはもちろん、すごくいい人柄なのでそこもすごく気に入っています」
ーーエリーコーチはセコンドにつく?
「そこはまだ確定はしていないのでまだ分からないです」
ーー言える範囲で、元谷選手の弱点をどうとらえていますか。
「言いたくないっスね(笑)。でも結構雑な部分が多いんですよね、試合を見ていると。強引な、それは立ちに関しても組みに関しても、寝技に関しても。そこは弱点。僕を相手にそのミスをしたら一撃で倒せる自信がありますね」。
ーーイメージしているKO像は、早いラウンドなのか、それとも削った上でのTKOなのか。
「どうでしょう、うーん……2Rですかね。それはやってみないと分からないので。しっかり作戦を立てているので試合を見てもらえたら」
ーー勝負を決めるポイントはどこに?
「どっちが得意なところに持ち込むかというところじゃないですかね。お互いやりたいことが決まっていると思うので、それをやったほうが勝つ、みたいになると思います」
ーー久々の実戦で勝って、その先に描いているものは?
「今回勝った後は、アーチュレッタ選手か井上選手とやると決まっていると思うので、まずはその試合に向けて次勝つことを考えようかと思います」
ーー復帰戦を待ち望んでいたファンに一言。
「本当にこの試合ができなかった期間、すごく悔しい思いをしていたんですけど、ファンの皆さんにすごく助けられたので、その分、今度は僕が恩返しする番だと思うので、最高の試合をお見せしたいと思います」