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【KNOCK OUT】14戦無敗の龍聖、次は欧米かアジアの強豪と対戦予定「アグレッシブでアツい試合をした中で次はKOを見せたい」

2023/04/18 17:04
【KNOCK OUT】14戦無敗の龍聖、次は欧米かアジアの強豪と対戦予定「アグレッシブでアツい試合をした中で次はKOを見せたい」

無敗記録を伸ばしていきたいとする龍聖、次はどんな強豪と対戦するのか

 2023年6月11日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2023 vol.2』の記者会見が、4月18日(火)都内にて行われた。

 会見には同大会に出場が決定しているKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(WIVERN)が出席。


 今年3月にはラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者ペットセーンセーブ・ソーヂョー.トーンプラーヂンと-58.5kg契約で対戦し、延長戦でダウンを奪って勝利。現役ムエタイ王者を破っての次戦ということで次の対戦相手が気になるところ。

 宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「前回はいい試合だったんですが、なかなかムエタイがBLACKルールをやるのは難しいと感じました。ペットセーンセーブはいい選手でしたがBLACKルールがワンキャッチワンアタックに変わったので、タイの選手でトップどころと言えどもBLACKでの相手は厳しいと思っている中で、今回は欧米のファイターを考えていました。1~2人候補が上がってきたんですが、本人がもっと骨のあるファイターと戦っていきたいということでリセットし、範囲を広げて中国、韓国、アジア圏でもいい選手がいないか、改めて数選手に候補を絞っています。いい面構えしているいいファイターがいるので来週には発表できると思います」と、欧米・アジアから対戦相手を選出しているとのこと。

 また、「今回は58.5~59kgの契約ウエイト。身体がゴツくなっているので今後上がっていくのではないか」とスーパーフェザー級転向も視野に入れていくとする。


 龍聖は「3月はいい試合が出来たので、6月もいい試合をして盛り上げたいと思います」と意気込み。対戦相手については「自分的には国内の選手とやってたり、比較できるような意味のある選手としたいですが、そういないですし、難しい。面白い試合が出来る選手を一緒に選んでいる感じです」と、日本人選手と対戦して強さが伝わっている相手とやりたいが、それは難しいので自分と戦っていい試合になりそうな相手とやりたいという。

「前回は倒せなかったので、バチバチの試合、アグレッシブでアツい試合をした中で次はKOを見せたい」と、テーマはKO勝ちすることとした。

 ペットセーンセーブ戦を振り返り、「自分の攻撃力には自信がありますし、当たれば倒れると思っていたんですが、それが通じない相手もいると分かりました。今後はもし通じなくてもそこで焦らないで試合が出来る。選手をやっていくうえでのいい経験になりましたね。反省点は焦ったのもある。行けると思ってエンジンをかけすぎました。試合中に引き出しをもっと増やすべきだと思っていました。トレーナーや練習環境も整えているし、準備もしているので次はもっと強い自分を見せられると思います」と、強敵と戦ったことで自分の課題が見えてきたようだ。


 少年時代から教わっていたノッパデッソーンとは離れることになったが、「12月の試合からノップとは一緒にやっていないので当初は不安でしたし、ノップ以外から教わったことがなかったので、格闘技自体をやっていていいのかなって考えることもありました。でもクロスポイント吉祥寺やBattle-Boxでも練習させてもらって外を初めて見て、試合で本物の選手にスカ勝ちじゃないけれどギリギリで勝てたことで、ノップがいなくてもやっていけると気持ちが吹っ切れた感じです。今はみんなでジムで考えながらノップに教えてもらったことをベースにやっていて、僕の専属トレーナーを探しています」と新しい環境でやっていける自信がついたという。

 今までよりも重い契約体重にも「自信あります。食事とかから今まで以上に気を付けて。身体が大きくなってきたのもあるし、気をつけています。宮田さんは日本一のプロデューサーなので、宮田さんが相手を決めてくれれば僕のキャリアは問題ないと思っています。楽しみにして欲しいです」と問題ないとし、「フェザー級でも別に大丈夫です。来年だったり後々60kgに上げたいと思っているので、そのための準備をするってところですね」と階級変更は来年以降で考えている、とも。


 2023年のテーマには「勝ち続けて、今回も勝ったらあと5戦で(デビューから負けなしの)20勝目になるので、負けてないと変わってくると思うので負けないことと、そのうえでみんなが驚くような試合をしたい」と、無敗記録を伸ばして注目を集めることと、ファンが驚くような試合をすることをあげた。

 その中には他団体や海外での試合も含まれ「それをしたうえでいろいろ変わってくると思うし、外への活動もしていきたいですね」と意欲的。1度出場したRIZINに関しては「また機会があれば」と言うに留まった。

 国内で意味のある相手とはどうかと聞かれると「国内で言ったら契約の壁があったりして、出来ないことがほとんどなのでいないですね、実際。僕もやりたい気持ちがあるし、やるならいつでもやるよってスタンスですが、単純に無理だなって」と諦めているという。

 今大会には、同じジムの武蔵も出場して次期挑戦者決定戦に臨む。龍聖は「期待していますし、頑張って欲しいなと思います。あと2回で王者なので、武蔵にもKNOCK OUTの王者になってKNOCK OUTを引っ張っていく存在になってもらいたい。丁寧に戦って、しっかり勝たせたいと思います」と、2人そろっての勝利を誓い、「いい相手とアグレッシブでバチバチの試合をして、もっと進化した龍聖を見せたいと思っています」と語った。

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