ムエタイには様々なスタイルの選手がおり、小笠原は「どちらかと言うと首相撲が強い選手が苦手」だと言うが、「誰が相手でも大丈夫です」と胸を張る。
同席した宮田Pは「首相撲が強い選手ともいずれやることになるかもしれないですが、小笠原選手は50戦とキャリアも充実しているので、あとはアグレッシブなファイターがいいのかなと思っています。前回は技巧派を封じ込めたので、今回は違うタイプの選手をファンに見せたい」と、前回のロンナチャイはテクニシャンタイプだったので、次はファイタータイプと当てたいとの意向を示した。
それを聞いた小笠原は「タイのトップどころの選手って全部が出来ると思う。技術もあって身体も丈夫で。だから誰が来ても大丈夫です」と、タイのトップ選手なら何でも出来るのが当たり前なので、どんな選手が来ても対応すると話す。
2023年の目標には「KNOCK OUTの価値を上げていくこと」をあげ、「その中でどういうところを目指して行くかは、強い選手を呼んできてもらって、そこに勝つのが証明。それとONEとかそういうところに僕が出るのはその価値を広められると思うし、結果を出すことは名前を世界に広げられるひとつの手段だと思う。そこは宮田さんとも話して、世界を見ていきたい」と、ONEに出場することも視野に入れているとした。
KNOCK OUTからは2月に鈴木宙樹が『ONE FRIDAY FIGHTS』(通称ONEルンピニー)に出場しているため、ONEへのルートはある。
宮田Pは「いろいろな話が来ているので下半期は面白い流れがあるかもしれない」とし、「宙樹くんが出るのと王者が出るのは意味合いが変わってくるので慎重に行きたいですが、無い話じゃない。トライしてみたいなら手助けしたい」と可能性はあるとする。
ONEのムエタイはオープンフィンガーグローブ着用となるが「やるとなれば練習をしっかりやらないといけない。そこは時間も必要ですが調整すれば出来るんじゃないかと考えています」と、問題はないとした。
「世界の舞台で強い選手とやりたい気持ちはある。KNOCK OUTがあって僕の価値がついているので、KNOCK OUTでロンナチャイに勝ったからこそ名前がタイで売れているし、ホームはKNOCK OUTなのでそこを持ちつつ世界の舞台に挑戦していきたいですね」と、ホームを大事にしながら世界へも打って出たいと語った。
最後には「相手はまだ決定していませんが、必ずアツい試合で会場をパンパンにして盛り上がる心に響く試合をします」と、6月の試合も盛り上げると誓った。