MMA
インタビュー

【PANCRASE】“まさかりパンチ”の金太郎「5分5Rあるのは倒すチャンスが5回あるということ」=7.21“絶対王者”シウバと対戦

2019/07/21 14:07
ストロー級、バンタム級、フライ級の3階級でタイトルマッチが行われる7.21「PANCRASE 307」スタジオコースト大会の前日計量が20日、都内スタジオにて行われ、王座戦に臨む6選手が計量をパス。 バンタム級では挑戦者の金太郎(パンクラス大阪稲垣組)が61.1kgでパスしたのに対し、王者のハファエル・シウバ(ブラジル)は初回計量でパンツを脱いで61.3kgと100グラムオーバー。計量後に予定されていた調印式をキャンセルして新宿御苑周辺をランニングし、再計量で350グラムアンダーの60.85kgでパスした。 初回計量後、当初、バンタム級王座戦の調印式が行われる予定だったが、シウバが減量に向かったため、金太郎のみの会見が行われた。会見には、梅木よしのりパンクラス審判部長と廣瀬隆司パンクラスコミッショナーが同席。冒頭でシウバの体重超過(※再計量でパス)にかかわる試合実施の規定について以下の通り説明があった。 「もしシウバ選手がタイムリミットまでに計量をクリアできなかった場合、ルールの第38条によって王座は空位となり、ベルトは剥奪されます。両者の体重差が5ポンド(2.2kg)以内であれば、対戦相手が承諾した場合は試合が可能。勝敗に関しては、金太郎選手が勝てば新王者となり、金太郎選手が負けた場合、王座は空位となります」 その後、金太郎はシウバが再計量でも体重超過した場合について問われ「やります」と回答。シウバについて、「今までの相手には感じない強い目、冷たい目をしていて、(それを見て)楽しみだなと。僕には失うものがないから捨て身で行く。5分5ラウンドあるんで。倒すチャンスが5回あるということだと思います」と勝機を語った。 4連勝(3KO)と勢いに乗るバンタム級1位の金太郎が、“絶対王者”シウバを降すか。それとも30勝6敗のベテランが新鋭を跳ね返すか。 金太郎「僕も賭けてるものがある」 ――金太郎選手、シウバ選手が100gオーバーでした。そのまま100gオーバーだった場合、試合はしますか? 「やります、全然」 ――もし体重差が、2.2kgギリギリであったとしてもやりますか? 「はい。全然、別に大丈夫です」 ――チャンピオンが初回計量で体重を落とせなかった(※再計量でクリア)ことについては、いかがですか。 「別に、ここまでくると減量も大変なので。僕もかなり大変なので気持ちはわかるので、そんなに騒ぐことでもないかなと思います」 ――自分が減量が大変だったからこそ、その大変さが分かるし、落としてほしいとも思わないですか。 「まあ、落ちないときは落ちないっていう時もありますから。そこは、落とさなきゃいけないんですけど。でも今は、そんなことを考えている場合じゃないというか。倒すことしか考えていないから。最終、自分がベルトを巻いていたらいいのかなと思っているので」 ――今回から、タイトルマッチはドラッグテストが行われます。試合前に注意したことなどありましたか 「風邪をひいたときに飲む薬で、漢方薬にも(テストに引っかかる成分が)入っていることがあると聞いて、すごく敏感になりました。今回、ちょっと風邪をひいたんですけど、医者の方に大丈夫かどうかちゃんと聞いて服用したので、大丈夫です」 ――今日、計量で相手と対峙してどう思いましたか? 「外国人というのもあるかもしれないですけど、やっぱり強い目をしているなと思いました。今まで感じない強い目をしていました。冷たい目をしていたというか。日本人だと、目の奥に何か感じられるものがあるんですけど、それがちょっと感じとれれなかったなと。まあ、試合に対しては失うものが僕にはないから、捨て身で行こうかなと思っています」 ――そういう、冷たい目を見てどう思いましたか? 「いやー楽しみだなと思いました。不安もありますけど、いつも(試合の前は)不安なんで」 ――シウバ選手は多くの選手を苦しめてきました。どんな対策を? 「僕は誰に対しても戦い方は同じなんで。狙うものはひとつかなと。誰が相手でもKOを狙っているので、常に。シウバ選手に対する対策というのはしてきていないです。普段から積み重ねてきていることをやってきました」 ――どんな試合になるでしょうか。 「5分5Rあるんで。倒すチャンスが5回あるということだと思います。相手は寝かせにくやろうし、シンプルに僕は立って勝負すれば勝つやろうし。僕は立っていたら勝てる、寝ていたらどうかな、という。(寝かされたら)負ける、とは言いたくないですけど、やっぱり向こうはそれに賭けてくると思うので。でも僕も賭けてるものがあるから、まあ、お互いに覚悟してるかなと思います」
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