2023年4月8日(土)東京・有明アリーナにて、プロボクシングのスーパーバンタム級(3分6R)で、元RISE世界フェザー級王者の那須川天心(帝拳)がプロボクシングデビュー。日本バンタム級2位の与那覇勇気(真正)を相手に判定3-0(59-55, 60-53×2)で勝利した。
注目度の高い那須川を喰う気満々で前へ出続け、距離を詰めた戦いを仕掛けた与那覇だったが、2Rにダウンを奪われ、最終6Rにはラッシュをかけられるなどして敗れた。
試合後、肌で感じた“プロボクサー・那須川天心”について、現時点でただ一人知っている男・与那覇が語った。
ひたすらボコられて6R終えたなって感じです
――試合を終えての感想は?
「無様な負けだなって感じです」
――想像していた那須川天心と実際に戦ってみての那須川天心の違いは?
「違いはクリンチ際、もみ合いになった時にキックで首相撲とかあるから、そういうところで慣れているんだろうなっていうので、その細かいそこで使うテクニックだったりを感じました。あとボクシングの動き自体はスピードはもちろんあるんですけれど、それ以上に後ろの手だとかボクシングの技術自体も思ったよりあるなと思いました」
――ダウンに関しては?
「あれはしょうがない。自分が飛びかかってジャンプしてフック行ったところに避けながらパンってやられて自分が手を着いたので。あれはルール上ダウンでしょうがないです」
――上半身を振ってプレスをかけてボディから攻めていく作戦だった?
「それが作戦でした。顏は目がいいだろうから動かないお腹の部分を打ち分けて行こうというプランはありました」
――那須川選手のパンチ力は?
「パンチ力もキレで倒す感じで、タイミングでもらったら危ないって思ったのがけっこうあったので。今後もけっこうKOもしていくんじゃないですかね」
――それでも耐えられたのでパンチ力はそんなになかったのかなと。
「ステップインして打ってきたのはガード越しにもらっていたからまだ大丈夫でしたけれど、あれがタイミングよく僕が下がっているところなら絶対に倒れると思いますね」
――天心の可能性としては?
「具体的にはアレですけれど、今日も6Rだからアレですけれど、吸収力が凄いのでどんどん上に行くと思います」
――ロープ際でまとめられた時は一か八かで打ち合って当てようという感じも見えたが?
「それもあったんですけれど、それをさせない上手さがありましたね。自分は凌ぐ方にそこからシフトしてしまったので」
――天心選手は、与那覇選手は今回試合を受けるはメリット少ないだろうと言っていたが?
「メリット・デメリットはあまり深く考えなかったですけれど、凄いビッグネームなのでそれを喰ったら今後ステップアップするなと思ったので。負けたちゃったったので今は特に何も考えることはないですけれど、せっかく注目していただいて応援してくれる人たちがバックアップしてくれたので、それに応えられなくて情けないなって」
――大観衆の前で試合をしたことは?
「勝たないと意味がないので。試合したってだけじゃなくて試合に勝ちたかった」
――この悔しさを次にどうつなげる?
「今は何も考えられないですけれど、情けないないなって。勝ったら注目浴びるし、負けたらこういう立ち位置なのでしょうがない。今は深く考えない」
――最後まで立ち続けて前へ出て言ったのは意地?
「そうですね、どこかでくらわしてやろうと思っていたんですけれど。っていう想いであって、そうしたらあっという間に時間が過ぎて言った感じですかね。こっちもそれ以上に喰らっているので、ひたすらボコられて6R終えたなって感じです」
――もっと中に入れたら、というのがあった?
「あったけれど、意外と身体の強さだったり、クリンチワークの上手さだったり、自分が入ろうとするのを遮断する上手さがあったので、そこは彼が上手いのもあったんですが、自分が全然力が及ばなかったので。自分にただただ落胆しているって感じです」
――効いたパンチは?
「効いたのは、ヤバって思ったのは何個かあった。3Rかな。でもガクガクっていうのはなかったですね」
――最後にファンへメッセージを。
「今回大きい試合で注目していただいて応援していただいたにも関わらず負けてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです。天心選手の引き立て役になってしまったので、悔しいというよりも情けない気持ちでいっぱいです。ただ応援していただいた方に感謝を申し上げたいです。ありがとうございました。すいませんでした」