ONE本戦での戦いを望んでいる北野
2023年4月9日(日)東京・大田区総合体育館『ROAD TO ONE & Shimizu presents BOM OUROBOROS 2023』(U-NEXTにてLIVE配信)にて、引藤伸哉(ONE’S GOAL)と「ROAD TO ONE ムエタイウェルター級トーナメント決勝戦」3分3Rを争う北野克樹(誠至会)の試合直前インタビューが主催者を通じて届いた。
北野は関西の名門・誠至会のエースで、回転系の蹴り技を得意とし“竜巻旋風脚”の異名を持つ。2020年9月に健太から判定勝利を奪うと、11月にRISE初参戦で当時11戦無敗と勢いに乗る山田洸誓にプロ初黒星を付けた。これまでHOOST CUPウェルター級王座、WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王座、NJKF同級王座、WPMFインターコンチネンタル同級王座、IOCインターコンチネンタル同級王座と五冠を獲得。12月のトーナメント1回戦では与儀竜也に判定勝ち。
対戦者の引藤はWPMFとWMCの日本王座を二冠保持し、BOMのリングでは強豪ジャオウェハーに勝利してムエサイアム イサーンタイトルを獲得するなど活躍。一度は引退したが2022年7月に現役復帰。12月のトーナメント1回戦では高橋幸光に判定勝ち。
決勝戦なのでしっかりと白黒つける結果にします
――前回、12月のトーナメント準決勝では与儀竜也選手から2Rにヒジでダウンを奪い、大差を付けて判定勝ちしました。
「試合中に勝ったと確信していました。ダウンを獲って倒し切ろうと思ったのですが、相手は力が残っていたので無理に追い掛ける必要もないかなと思ったので判定決着になりました」
――遂にトーナメント決勝を迎えます。
「調子はバッチリで準備万端です」
「対戦相手は長身のサウスポーなので、そこを意識しながら練習をしてきました。自分の技に関してはこれまでと変わらずパンチ、蹴り、ヒジ、ヒザと全てを磨いてきました。もうすでにKOパターンもイメージできていて、決勝戦なのでしっかりと白黒つける結果にします。今回KOボーナスが出るので狙っていきたいと思います」
――引藤選手はキャリアの長い選手ですが、対戦を意識したことはありますか?
「特になかったです。僕の方が戦績は多いのでそこに関しても自信はありますし、自分はずっと現役でやっていて一度引退した選手には負けられないですし、負けないです」
――選手としてはどういう印象がありますか。
「何でもできる印象があります。警戒しているのは、サウスポーの選手なので左ストレート、左ミドル、右フック、ヒジといったところでしょうか」
――前回と同じくOFG着用は自分にとって有利な戦いになりますか?
「そうですね。相手のガードの隙間を狙って自分の攻撃が入りやすいと思います。点でしっかり当たるので効かせられる攻撃を出せますし。僕は素手のラウェイルールでの試合も経験がありますが(2019年7月25日)、素手よりもOFGでの戦いの方が安全で戦いやすいかなと思いますね。今回でしっかり結果を残します」
――トーナメント優勝後、目標にしていることはありますか。
「ONEにはタイやヨーロッパ所属の強い選手がいるので、戦って日本人の強さを見せていきたいですね」
――最後にファンにメッセージをお願いします。
「今調子はバッチリなので試合をご期待下さい!」