▼WBOアジアパシフィック ウェルター級 タイトルマッチ 3分12R
〇佐々木 尽(八王子中屋)
[3R 1分13秒 TKO]
×小原佳太(三迫)
1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブのフェイントから、ガードを固めて止まってみせる佐々木。そこにワンツーを突く小原に、佐々木は一気にハンドスピードを上げて右左フック、左右ボディフック。さばく小原に左ボディを打ってゴング。
2R、左のトリプルから前に出る佐々木をさばく小原が左から右フック。佐々木がガードを上げるとそこにワンツーフック。佐々木の左右の詰めに、小原は下がりながらも左アッパー、カウンターのショートの右ストレートでバランスを崩した佐々木からダウンを奪う。
立ち上がり前に出る佐々木をさばいて左ジャブを突く小原。離れ際に右も当てるが、残り10秒で佐々木がステップイン。左右で詰めてアッパーを当てるもゴング。
3R、詰める佐々木は左右の顔面打ちから左ボディで小原からダウンを奪い返すと、立ち上がった小原にガードを下げて詰めて、ワンツーの左から右! 小原が棒のように倒れ、すぐにレフェリーが試合を止めた。
3R 1分13秒、KO勝利でWBOアジアパシフィックウェルター級王者となった佐々木尽は、「2R目(のダウン)はつまずいた。ああいうアクシデントも経験できて良かった。小原選手、若手の僕との試合を受けてくれてありがとうございました。身体が勝手に動いて、ボクシングを楽しんだ結果です。まだまだですが、ウェルター級の世界チャンピオンたち、スペンス。クロフォード、待ってろよ、という感じです。この多くの方々にアピールしたかったんで、これからの僕のボクシング人生を応援してください。7月8日の八王子でのウチのジム興行もよろしくお願いします」と語った。