ケラモフ「ホリエの戦いのスタイルは想定内だった」
━━試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
「とても幸せな気持ちです。計画通りに全て実行しました。対戦相手の堀江選手はスタンディングが非常に強いということが分かっていたので、自分自身も打撃を得意としているので、打撃戦で行くかなと計画していました。結果はちょっと違う形で終わりましたけれど、いずれにしても勝利を収められて良かったです」
━━当初は打撃のみで行く予定だったのですか?
「自分はどんな試合に向かう時も、ただひとつだけの計画を練るということはありません。打撃の強い選手だとしてもどんな展開が起こるか分からないので、当然オールラウンドで、打撃でもグラウンドでも、レスリングなどあらゆる状況を想定して準備してきました。
今回の対戦相手は非常に打撃が強いということで、構える体勢や足の動き、身体の動きなどから、非常に打撃が強い選手だと感じました。だから最初は打撃でやりあいましたが、試合展開が少しずつ変わり、今回のような結果になりました」
━━対戦を終えて、堀江選手のイメージと異なったところは?
「ホリエについて、想定していたものと何か違ったことがあるかというと、無いです。あらゆる想定に対して準備をしているからです。とくに、今までも試合前と試合後でこんなに違っていて驚いた、ということはありません。打撃でも、全ての面で、準備してきました。勝つために朝から晩までトレーニングし、相手選手を研究して練習してきています。だから全ての動きや彼の戦いのスタイルは想定範囲内だったということです。自分がこれから目指すことは、やはりこの階級でベルトを獲ることが自分の目標であり最終的な目的です」
━━6月24日に北海道でフェザー級のタイトルマッチとして、王者クレベル・コイケ選手に鈴木千裕選手が挑戦することが発表されましたが、この試合の勝者もしくは敗者であるとか、RIZINに出場している選手で、具体的に戦ってみたい選手はいますか?
「それは6月までにですか? 全体的にですか?」
━━全体的にです。
「もちろんベルトをかけた試合をすごく望んでいますが、そこにすごくこだわるつもりはなく、全て、RIZINからオファーがあった対戦相手といつでも試合し、勝利できるように準備しています」
━━3月31日が息子さんの誕生日だったそうでおめでとうございます。アゼルバイジャンに帰国してから息子さんにあげたいプレゼントなど、してあげたいことはありますか?
「来る前に『必ず勝ってくるから、そしたらトロフィーを持ち帰って君にあげる』と約束しています。まず帰ったら、トロフィーと一緒に写真を撮って、プレゼントはそれが一番だと思いますが、小さなプレゼントを考えたいと思います」