キックボクシング
インタビュー

【RIZIN】芦澤竜誠が皇治をKO予告「なんで倒せないのかなと思う。俺は絶対に倒せる攻撃がある。革命起きるっすよ」

2023/03/30 17:03
 2023年4月1日(土)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)『RIZIN.41』に出場する選手たちの個別インタビューが、3月30日(木)大阪府内にて行われた。  メインイベントの第10試合にて、RIZINキックボクシングルール61.0kg契約3分3Rで皇治(TEAM ONE)と対戦する芦澤竜誠(Battle-Box)が出席。記者会見で乱闘騒ぎを起こすなど、数々の因縁が生まれてきたこの試合だが、ついに明後日に決着の時を迎える。試合2日前の芦澤は上機嫌でマスコミのインタビューに答えた。 みんなが感動して泣けるような試合をしたい ――現在の心境は? 「今回はバトルボックス所属になって一発目の試合なんですけれど、過去一番に仕上がったと思います」 ――改めて皇治選手の印象は? 「ナメていると思うので。ナメているっていうか、練習量とかではナメてないと思うんですよ。優秀なトレーナーが付いていると思うので。この試合は絶対に落とせないと思っているので、アイツ金持ってるし、トレーナーにもしっかり金を払っていると思うから、トレーナーも落とさせないために今まで以上の練習量をやらせたと思うんですよ。それは凄いと思うけれど、心のどこかで俺のことをナメていると思うんですよ。だから無理じゃないですか。俺は一部練って決めているから一部練しかやってないけれど、凄い濃いことをやっているので。練習をやっていない時も皇治をどうやって倒そうかなと試合のことを毎日考えていたので、そこの差が出るかなって感じですね」 ――RIZIN初参戦でどこを見せたい? 「全部。こういうコメントから俺のSNSから入場から全部でしょう。喋ることも全部。会場入りとかも全部」 ――どのような試合展開を予想する? 「盛り上がるって感じですね。作戦は練ってきているので。それが通用しなかったら喧嘩スタイルになるだけなんで前のYA-MAN戦と一緒。突っ込むだけです。俺は日本人だし、神風特攻隊みたいなもんですよ。格闘技やっていてプロの格闘家のくせに、1Rと2Rで負けていて3RでKOするしか勝ち目ないのに行かない選手がいるじゃないですか。そういう選手ってすげぇカッコ悪いと思っていて。だったら死ぬ覚悟で突っ込んでいけばいいじゃないですか。俺はそう思っている。そういう場面にはならないと思うけれど、そこで日本人魂をぶちかましてやってもいいかなと思っていますね。楽しみにしていてください」 ――皇治選手の打たれ強さはどう思っている? 「それは最初から分かっていることじゃないですか、打たれ強いのは。だから気にもしてないし、打たれ強い選手だなって思っているだけですね」 ――それでもKO出来る? 「KO出来ると思いますよ。そのために練習してきたので。そもそも判定勝ちはしようとは思っていないので、倒せると思います」 ――皇治選手と仲良くできないのはなぜ? 「生き方じゃないですか。生き方が違うっすね。皇治は皇治で皇治の世界があって、皇治がカッコイイと思って皇治の世界を生きているのだから、それはそれでいいのかなと思うっすね。俺は否定しましたけれど、別にお前はお前でやればいいし、今回の試合でアイツは終わってしまう可能性もあるので、そんなことまで言ったらかわいそうだなと。アイツの全てを奪う必要はないなと思っているっすね」 ――練習で勝つために取り組んできたことは? 「MMAの練習もしっかりしてきたのでそこだと思いますね」 ――喧嘩スタイルになった時の皇治選手の強さは? 「そもそも皇治はずっと喧嘩できるじゃないですか。でも皇治の場合は喧嘩していることもあるけれど、そうじゃなくて焦って距離を潰して前へ出ていると俺は思っているので。俺が喧嘩しに行く、倒しに行くと思っているヤツと焦って前へ出ているヤツは違うのかなと思っていますね」 ――皇治選手にどう来て欲しい? 「いつも通りでいいです。どう来ようがこっちが対応するだけなので。どうでもいいです。俺の好きなパターンにハマれば一番いいかなと思っていますね」 ――大阪のファンの前でどういう試合を見せたい? 「みんなが感動して泣けるような試合をしたいです。それくらいのものを俺はずっとやってきたので。キックの引退試合なので懸ける想いも強いし、最後にみんなを泣かせたいですね」 [nextpage] 俺がこの試合で革命を起こすために全部が揃っている ――記者会見や公開練習などを経て、芦澤選手への印象などは変わった? 「普通にもっとゴリゴリ来ると思っていたんですけれど、俺が全部正論で返したからゴリゴリ来れなくなっていたのかなって。だから普通の格闘家か、くらいに思っているところがあるっすね。そこはちょっと残念でしたね、もっとゴリゴリ来ると思っていたので。まあ、俺にゴリゴリ来るのは無理っすね。頭がよくないと」 ――皇治選手のボクシングマッチを見たと思いますが、彼のパンチの技術に対する評価は? 「いいんじゃないですか。凄い上がってると思う。上手くなっているんじゃないですか。そりゃあボクシングの一流のトレーナーに教わってたらボクシングが上手くなりますよ」 ――でも自分の方が強い、と? 「そう思って今回の試合をしますよ。そもそも決まった時点で勝てると思ってやるので。楽しみにしていてくださいよ。今さらビービー言ったり乱闘したところで…(計量で)乱闘も今回しないし、多分。今回ガッチリ練習してきたので会場で暴れたいですからね」 ――皇治選手の一番の武器である右ハイキック対策は? 「対策はしてないですね。そこはいつも通りの動きで。俺がハイキックをもらったのはK-1の時に1回くらいはあるんですけれど、その軌道と皇治の軌道は全然違うんで。そこは気にもしてないって感じですね」 ――MMAの練習をすることによって、キックボクシングの試合にどのような利点が? 「フィジカルっすね。身体のバランス。ようやく俺になかったところが取り入れられたと思っていますね。その動きはキックボクシングでは絶対にしないので」 ――KOすると言っているが、皇治選手を倒せる? 「なんで倒せないのかなと思っているっす。俺は絶対に倒せる攻撃があるっすね」 ――それは技で? 「そうっすね。何パターンも。それも芦澤の攻撃力なんかじゃ倒れないとか言ってるヤツがいるっすけれど、黙れって話なんですよ。黙ってろと。今回の試合を見てろと。革命起きるっすよ。革命ですよ、今回の試合って、本当に。アイツ誰にもやられてないですからね。それを俺が倒したら革命っすよ。大阪で革命起こすんです」 ――試合が終わった後、ハグする可能性はある? 「しないし、そんなことは今考えてないですね。やってやろうと考えているので」 ――平本蓮選手からのアドバイスは? 「普通に、俺の方が上手いっしょって感じですか。蓮とはけっこうやっているんで。そもそもそんなに心配してないですよね。最初に練習した時から、何も気にしてなかったですね」 ――平本選手とは空手の練習をした? 「そうっすね。でもそれだけじゃないです。全部混ぜればいいじゃないですか。だから凄くいい勉強になったし、俺が知らない格闘技が知れた感覚があるっすね。いろいろなところでやって、あと久々の試合なので凄い進化していますよ」 ――今回、入れ墨を隠さないで試合をすることは? 「それ本当に一番有り難いですね。入れ墨を隠すことは別に変なことじゃないけれど、嫌なことでもないけれど、今回入れ墨を出せるって考えたら凄い心が踊りそうです。踊れると思う、試合中も。試合中も踊っちゃうと思いますよ」 ――初めてになる? 「1回だけあるっすね。19~20歳の時に。その時もKO勝ちしているし、俺の背中の竜の入れ墨が、俺がリングで戦っていると竜が動いているように見えるんですよ。そこも見てもらいたいす。俺が身体を動かすと竜が動いている、生きているみたいになるのでヤバい試合になると思う」 ――RIZIN初参戦でメインというのはなかなかないことだが? 「ありがたいすね。全てタイミングじゃないですか。今回だって一個MMAでいい試合があると聞いていたので、その試合があったらメインだったわけじゃないですか。でもその試合がなくなったら誰もメインをはれないから俺らがはれるだけの話じゃないですか。タイミングだし、運命だし、革命を起こす時だと思っているっすね。俺がこの試合で革命を起こすために全部が揃っている感じがするっすね。追い風になってるっすね。勝手に全部が」
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