【RIZIN】金太郎、連敗脱出へ「堀口戦と変わらない練習環境でやってきた。みんなが面白いなと、ずっと見ていられる試合になるんじゃないかな」

　2023年4月1日（土）丸善インテックアリーナ大阪（大阪市中央体育館）『RIZIN.41』に出場する選手たちの個別インタビューが、3月30日（木）大阪府内にて行われた。 　第5試合のバンタム級（61.0kg）5分3Rで、DEEP同級王者・石司晃一（フリー）と対戦する金太郎（パンクラス大阪稲垣組）は、「精神的にも身体的にもしっかり落ち着いていて準備が出来ています」と、後は戦いの時を待つだけだとした。 　改めて石司の印象を聞かれると「長いキャリアを持っていて、DEEPのバンタム級タイトルも持っている。凄い強敵だって印象ですね」とし、「実力は凄いあると思っています。昔から知っているので、自分が格闘技をやり始めた頃からDEEPでタイトルマッチをしているイメージなので、昔からの選手で最近は成績を出し始めたなと思っています」とベテランの実力者であることを認める。 「生で試合を見たこともあるし、ずっと動画でも研究していました。三村亘選手の時は僕がセコンドをしていて、その時の試合も生で見ましたね」と試合を見たことは多いようだ。 　しかし、「今までやってきた選手が凄い選手ばかりなので、特別な想いがあるわけではない。上手いとは思いますが、自分の中ではそんなに（パンチを）もらわないだろうなと思っています。トータルでも負けるとは思ってないです」と、石司は特別に意識する選手ではないとした。 　試合展開については「作戦もいろいろ組んできているので、みんなが面白いなと、ずっと見ていられる試合になるんじゃないかなと思っています」と目が離せない展開になるのではと予想。 　練習のことを聞かれると「堀口戦と同じ、あまり変わらない練習環境でやってきました」と堀口戦に臨むのと同じ環境でやってきたという。 　その堀口戦について改めて聞かれると「自分にとって凄い経験になったと思っています。自分はまだ強くなっている最中だと思っていて、だいぶ出来上がりだしたと自分では思っているので、そこを試合で見せられるようにしたいです。思い描いている自分にはまだなっていませんが、強くなっているとは思っているのでしっかりやります。前回は50％くらいだったので、理想とするスタイルを試合で見せたいと思っているんですけれど、自分の中では100％を出したいと思っています」と、今回こそ自分の理想を100％の形にしたいとした。 　また、大晦日に来日したフアン・アーチュレッタが大阪を訪れた際には一緒に練習し、「いい経験が出来たと思っているのと、海外のちょっと変わったスタイルも体感したので、こういう詰め方があるんやとか学びましたね」といい刺激を受けたとも。 　地元・大阪で試合をするのは2021年9月のバンタム級GP1回戦以来となり、「あまり大阪とか東京とか関係ないんですけれど、大阪で普段見に来れない仲間やファンにしっかり応えたいと思っています」と、地元の期待に応えたいとした。 　現在3連敗中。危機感はあるかと問われると「それは井上直樹戦、元谷友貴戦、堀口戦、全部にあります。崖っぷちというのは全部あります。でも、今は自分の勝負に集中しています」と今は考えないようにしているという。 　この試合の後に見据えているもの。それは「しっかり勝ってタイトルマッチに絡めるような、そういうトップどころと絡めるような期待をしてもらえる選手になりたいですね」と、朝倉海、元谷友貴、井上直樹、アーチュレッタの4名で争われ、7月末には新王者が決まるRIZINバンタム級王座に絡んでいきたいと意気込んだ。