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武尊、ABEMAと専属PPVファイターとして契約「1試合最低1億円」に「この契約をいい形で次の世代につなげて行けるように」

2023/03/29 20:03
武尊、ABEMAと専属PPVファイターとして契約「1試合最低1億円」に「この契約をいい形で次の世代につなげて行けるように」

武尊と北野雄司ABEMA格闘チャンネルエグゼクティブプロデューサー

 2023年3月29日(水)都内にて記者会見が行われ、K-1三階級制覇・武尊(team VASILEUS)の復帰戦が発表された。


 注目の復帰戦は6月24日(土)フランス・パリのゼニスアリーナ(8,000人収容)にて開催されるMTGP((Muay Thai Grand Prix)主催『Impact in Paris』にて、ISKA K-1ルール世界-61.0kg王座決定戦として3分5RでISKA世界スーパーライト級王者のベイリー・サグデン(イギリス)と対戦する。

 会見の第1部では、ABEMAが武尊と専属PPVファイター契約を締結したことが発表された。


 北野雄司ABEMA格闘チャンネルエグゼクティブプロデューサーは「この度ABEMAは武尊選手とABEMA専属PPVファイターとしての契約を締結しました。今日以降、武尊選手の試合はABEMAのみで皆さんにご覧いただけることになります。特にABEMA PPVでPPVの生中継をさせていただく場合は、武尊選手への最低報酬として1億円。さらにPPVの売り上げからの配分金・報奨金が支払われます。もちろんこれらは、武尊選手が今後契約していく格闘団体からのファイトマネーとは別で武尊選手のお手元にABEMAから渡ることになります。

 また、この契約はおそら日本スポーツ史上初めてとなる選手やアスリート・ファイターと配信プラットフォームのPPV契約ということになります。ABEMAとしては今回の武尊選手のケースをひとつのモデルケースとしてアスリート・ファイター、他の格闘家の皆さまともこういった取り組みを増やしていきたいと思っています」とその内容を発表。


 株式会社STR代表取締役として出席した武尊は契約について、「この契約は僕が現役を続けていくうえでもモチベーションにもなりますし、PPVというビジネスという形が海外では浸透しているんですけれど、日本・アジアではまだ浸透していない。それによって行化がまだ浸透していない部分があったり、それによってもっともっと発展できるような業界がまだ発展できていなかったりというところもあるので、僕がモデルケースとして第一弾として契約していただきましたが、いま日本で頑張っている選手やこれからいろいろなスポーツでプロを目指していく選手たちにとって未来につながる、業界がもっともっと発展していくような契約になるので、僕はそのモデルとしてもっと活躍して、もっともっといい結果が残せて行けるように僕が先頭で引っ張っていければいいと思うのでありがたい契約ですね」との感想を述べた。


 契約のオファーをもらった時の感想を聞かれると、「率直に嬉しい気持ちとビックリした気持ちもあったんですけれど、前回のTHE MATCHでPPVという形で試合を放映していただいてあれだけの反響があって、あれだけの人が、日本はテレビって無料で見られるものだと思っていたと思うんですけれど、ああいう形でPPVで放送していただいたことによって、海外のアスリートのようにアスリートがもっともっと評価されて認められてそこに対価が払われるように格闘技界もどんどんそういう風にPPVのおかげでなっていくのかなと思うし、今回僕がこの契約をさせていただいたのでこの契約をいい形で次の世代につなげて行けるように、まずは次の復帰戦に必ず勝ってもっとこの業界を盛り上げて夢のある業界にしていければいいと思います」と、次の世代につなげていきたいと語った。

 また、あと何試合やりたいかとの質問には「毎試合、その試合が最後のつもりでやっているので、次の試合も最後のつもりでやるし、勝った時に次を考えるというようにやっています。僕がやりたいと思う試合やみんなが見たい試合をやっていきたいと思います」と答えた。

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