2019年9月16日(月・祝)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.105』の対戦カード第一弾が発表された。
これまで“無冠の実力者”と言われてきたレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)が、ついにKRUSH王座に挑戦を果たす。K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級タイトルマッチ3分3R・延長1Rとして、王者・西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST) vs挑戦者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS) が決定した。得意のカウンターでダウンを奪う西京 西京はK-1甲子園2016 -60kgで優勝し、2017年4月にK-1でプロデビュー。4戦目でレオナに判定で敗れたが(現在まで唯一の黒星)、今年3月にわずか7戦目にして島野浩太朗を破り、第8代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王座に就いた18歳。今回が初防衛戦となる。カウンターが持ち味。戦績は6勝(2KO)1敗。
レオナは“石の拳”と称される強打を武器に、大雅、山本真弘、朝久泰央らを撃破し、今年6月のK-1ではK-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント準優勝(優勝は武尊)の実績を持つ、小宮山工介をもKOした。2017年5月に第5代KRUSHスーパー・フェザー級王座決定トーナメントで決勝まで進出したが、安保璃紅に阻まれ戴冠はならなかった。戦績は24勝(10KO) 5敗1分。
強打でスーパー・フェザー級トーナメント準優勝の小宮山(右)をKOしたレオナ 実力者と言われながらもベルトに縁がなかったレオナは、ついに巡ってきたチャンスに「僕は今27歳で、20歳でデビューして7年間ずっとKRUSHのベルトを獲りたいと周りにも言い続けてきました。チャンピオンになって格闘家としての証が欲しいな、と。ベルトを獲れないまま終わってしまうと、ただの選手になってしまう。チャンピオンベルトがあることによって“KRUSHチャンピオン”という肩書きが出来る。それを周りの人に見て欲しいし、引退した後も名前が残る。僕はずっとKRUSHのベルトを追いかけてきたので、それを絶対に獲ろうと思って、K-1ではなくKRUSHのベルトを選んで、ベルトのことを想い続けてきました」と、KRUSH王座への想いを熱弁した。 迎え撃つ西京は「レオナ選手には去年の4月に負けていて、そのまま今年の3月に僕がチャンピオンになりました。レオナ選手とは早いうちに再戦するかなと思っていたので、レオナ選手を想定した良い練習ができていました。今回立場的には僕がチャンピオンですが、挑戦という気持ちしかないのでしっかりリベンジしたいと思います」と、挑戦者の気持ちでリベンジを誓うという。
レオナはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊にも挑戦をアピールしており、「K-1 JAPAN GROUPのスーパー・フェザー級で僕より強いのは武尊選手しかいないと思うので、もし西京選手が僕に勝ったら武尊選手とやるべきだと思います。武尊選手とはアマチュア時代に2回やったことがあって1勝1敗の五分五分でした。僕が武尊選手の相手としてふさわしいか、ふさわしくないか。そこを武尊選手がちゃんと見てくれたら。そこでふさわしくないと思われてしまったらしょうがないですけれど、そう思われないように僕は全力で頑張ります。そして武尊選手に認められるように、挑戦者にふさわしいように準備したいと思っています」と、武尊にこの試合を見に来てもらいたいという。
一方、西京も「レオナ選手に勝ったらもうK-1にしか敵はいないと思うので、しっかりこの壁を越えてK-1のベルトに絡めるようにしていきたいです」と、KRUSH最強を証明してK-1王座に狙いを定めたいと語った。<決定対戦カード>
▼K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級タイトルマッチ 3分3R・延長1R西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)vsレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/挑戦者)
▼K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級 3分3R・延長1R山際和希(谷山ジム)vs松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
▼K-1 KRUSH FIGHTライト級 3分3R・延長1R竹内悠希(K-1ジム五反田チームキングス)vs関川和将(DTS GYM)
▼K-1 KRUSH FIGHTフェザー級 3分3R・延長1R倉崎昌史(GET OVER)vs安達元貴(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)