2023年3月26日(日)東京・有明アリーナで開催されるRISE年間最大のビッグマッチ『Cygames presents RISE ELDORADO 2023』の前日計量&記者会見が、25日(土)都内にて13:00より行われた。
3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~』で行われたRISEとK-1の3vs.3対抗戦が、今大会でも行われる。対抗戦に出場する6選手は以下のように全員が計量をパス。
▼Super Fight!スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R白鳥大珠(TEAM TEPPEN/K-1)=64.95kg佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/RISE)=65.05kg→64.95kg
▼-90kg契約 3分3R延長1R南原健太(極真会館/RISE)=88.85kg愛鷹 亮(力道場静岡/K-1)=89.70kg
▼Super Fight!フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R門口佳佑(EX ARES/RISE)=57.40kg新美貴士(名古屋JKファクトリー/K-1)=57.55→57.50kg
続いて行われた会見で新美は「ここまで凄い練習をしてきて、しっかり準備が出来ています。明日は悔いのないように全部出し切って勝ちに行きます」と意気込み、迎え撃つ門口は「RISEの王者として、迎え撃つ立場としてプレッシャーや緊張や不安はもちろんありますけれど、最高の仲間と最高の状態を作ってきたので、あとRISEが大好きなので僕は負けない」と必勝宣言。
愛鷹は「明日は自分がK-1のクルーザー級代表として戦わせていただきます。なぜ自分がK-1代表として今回選んでもらえたのか、自分にしか出来ない戦いを見せて証明したいと思います。勝つ根拠をしっかり作ってきたので必ずぶっ倒します」とKO宣言。
迎え撃つ南原は「明日は待ちに待った大舞台で、しっかり仕上げてきたことを全力で出し切りたい。RISE代表に選んでいたことにしっかり責任を感じて、覚悟を持ってリングに上がります。相手を倒すことだけ考えてきたので必ずぶっ倒します」と、こちらもKO宣言が飛び出した。
すると南原は「愛鷹選手は奥さんが元AKBってことで(佐藤すみれ)、明日はAKBならぬAKO=愛鷹KOしたいです」とのジョークを飛ばしたが、愛鷹からは「つまらないね」と一蹴された。
佐々木は「いよいよ明日、今まで交わることがなかったRISEvs.K-1、自分自身凄く楽しみです。明日、白鳥選手とリングで向き合う時間をワクワクしながらこの興奮を高まらせて明日を迎えたい」と、気持ちが抑えきれない様子。
対する白鳥は「佐々木選手、RISEへようこそ。今回の対抗戦のトリを務めますが、そのトリにふさわしい試合を見せましょう。今回対抗戦が出来るのは、キック界の偉大な2人が対戦して残してくれたものだと思います。僕らはいつまでもそれに乗っかっているだけじゃなく、対抗戦が出来るようになった現状を今後にどうつなげていけるかが、明日、僕らの戦いで決まってくると思うので、そういう僕の想いを試合にぶつけて明日勝ち切りたいです」と、那須川天心と武尊が残してくれたものをさらに高めていきたいとした。
[nextpage]
会見での質疑応答
――対抗戦で勝ったら、いつもの試合とは得るものが違いますか?
新美「僕はいつもの試合通りだと思っています。いつも通り絶対に勝ちに行きます」
門口「対抗戦なので団体を背負って戦うので、勝ったた伊藤代表の笑顔が見られると思うのでそれが僕は一番嬉しいです」
愛鷹「勝ちは勝ち、負けは負けと言ってしまうかもしれませんが、正直心の中の声を聞けば勝ちは自分にとって大きいです。なので勝ちに対する執着は誰にも負けない」
南原「RISEとK-1の対抗戦で負ければ失うものの方が大きいと思うので、僕はRISE代表として上がるので勝ちます。負ける要素が見当たらないので明日はお楽しみに」
佐々木「明日の一戦は今後に影響される大会だと思いますし、間違いなく通常の勝利・敗戦とは重みが違うと思います。それがどういった形なのかは明日終えてみないと分からない」
白鳥「今後のためにもと言うのもあるし、K-1へのリベンジと言い続けてきましたが、ここまで来たら純粋にK-1から佐々木選手という強くて評価が高い選手を倒して、僕の評価を上げたいです」
――RISEに乗り込んできた気持ちと、前回の対抗戦でK-1チームが2勝1敗で今回につなげてくれたことをどう思うか?
新美「RISEルールですし、K-1で戦っている僕らは不利になると思っています。それも含めてしっかり対策して、K-1側がみんな勝ってくれると信じています。まずは僕が勝ってしっかりとつなげたい。前回の2勝1敗については、1敗したのでそこは悔しい。しっかりその悔しさも今回の勝ちにつなげられればいいかなと思っています」
愛鷹「RISEの会場ということでお客さんもRISEファンが多い。アウェイという状況ですが、自分にとってチャンスと思っています。RISEファンを自分に引き込むファイトを見せたい。前回は2-1で勝ち越しているので、敵陣では3勝3勝、全勝でいきたいと思います」
佐々木「客観的に見られれば敵地に乗り込む図式かなと思いますが、対抗戦が組まれるというのは、格闘技が一つになろうとしているのでこんなに素晴らしいことはない。思い切った姿を見せたいと思います。迎え入れてもらう、敵地に乗り込むという意識は自分の中にはないです。そういった見方をされるのは承知の上ですが、僕は僕らしくリングに上がれればと思っています。 2勝1敗に関しては一人一人が勝利を掴むために、その日のために準備をして仕上げてきて出た結果なので、欲を言えばK-1全勝が一番僕たちにとっていいかもしれないですが、勝者がいれば敗者がいる。敗者の気持ちは僕も前回負けているので感じている。ひとつひとつの試合が重要だと思っているので、勝敗関わらずというか、当たり前ですが、みんなが勝ちに行く。その姿で一人でも多くの人に力を届けられたらいいなと。そんな姿を見せられたらいいなと思っていますね」
――RISEチームは前回1勝2敗で負け越しており、今回後がない状態。そのことをどう思うかと、RISEルールのワンキャッチワンアタックを活かして戦いたいと思うか?
門口「僕はキャッチしたことほとんどないし、どっちかというと僕はK-1ルール寄りなのかなと。特に有利に働くとは思っていません。負け越していることについては、3つ勝とうぜ。一丸となって3つ獲ろうと思っています」
南原「K-1に負け越していることに関しては、僕もRISEが一番強いと思ってRISEに所属しているので必ず勝ちたいと思っています。ルールに関してはK-1にはないワンキャッチからのヒザ蹴りとかは愛鷹選手は出来ないと思うので、僕の方が有利に進むのかなと思います。ただ格闘家として男と男の1対1の戦いなので、最後は関係なく倒し合いになると思うのでヘビー級の倒し合いをお楽しみに。愛鷹選手、バチバチにやりましょう」
白鳥「K-1を見に行って負け越して悔しさはあったんですけれど、もちろんRISEが全勝するのが僕的にも一番いいと思ったんですが、勝ち負けがあってそうやって盛り上がっていくのかなと思う。明日はRISEが全勝できればと思っています。僕も組みだったり、キャッチを多用するタイプではないのであまり関係ないかなと思っています」