Bellatorは9月7日(現地時間)に米国カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催される『Bellator226』と、9月28日(同)にロサンゼルスのザ・フォーラムで開催される『Bellator228』の2大会にかけて、16選手参加の「フェザー級ワールドGP」の1回戦を4試合ずつ行うことを発表した。
サンノゼ大会では、期待の新鋭アダム・ボリッチが参戦。6月MSG大会でスコット・コーカー代表の秘蔵っ子アーロン・ピコを2R、戦慄の跳びヒザでTKOに下したボリッチは、名将ハリー・ホーフト門下生でMMA13勝無敗。Bellatorの重鎮ファイター、パット・カーランと1回戦で対戦する。2015年からエマニュエル・サンチェス、ジョージ・カラカニヤン、ジョン・テイシェイラ相手に3連勝していたカーランだが、2019年5月『Bellator 221』でAJ・マッキーに判定負けを喫しており、31歳にして25歳のボリッチを相手に再起戦に臨む。
また、ロサンゼルス大会では「Bellator世界フェザー級選手権試合」として5分5R制で、パトリシオ・フレイレ(王者/ブラジル)とフアン・アルチュレタ(挑戦者/米国)が対戦し、同試合が「フェザー級ワールドGP1回戦」としても行われることが決定している。
実弟のパトリッキーが「RIZINライト級GP」参戦を決めるなか、パトリシオはフェザー級王者としてBellator GPに参加。また、アルチュレタは6月大会で強豪エドゥアルド・ダンタスを2R 右フックでKOに下し、堀口との対戦を強烈にアピールしていたが、フェザー級でタイトルとGP優勝の2冠を狙う。
さらにLA大会では、6月に堀口恭司に敗れバンタム級王座から陥落したダリオン・コールドウェルがフェザー級ワールドGPに参戦。階級を上げて再起を狙う。本来フライ級の堀口はフェザー級でも戦えるコールドウェルを相手にバンタム級戦で王座を奪取したことになる。
現王者フレイレ、元王者のダニエル・ストラウス、カーラン、さらにバンタムからコールドウェルと4人の世界王者が集う「Bellatorフェザー級ワールドGP」。そのほかにも、AJ・マッキーJr vs ジョージ・カラキャニャン、13勝2敗、日本の「Real 2」でも活躍しているサウル・ロジャースの出場など、見どころいっぱいのGPとなりそうだ。
◆『Bellator 226: Bader vs. Kongo』9月7日 米国カリフォルニア州サンノゼ SAPセンター
▼フェザー級ワールドGP1回戦 5分3Rダニエル・ストラウス(米国)26-8デレック・カンポス(米国)19-9
▼フェザー級ワールドGP1回戦 5分3Rパット・カーラン(米国)23-8アダム・ボリッチ(米国)13-0
▼フェザー級ワールドGP1回戦 5分3Rエマニュエル・サンチェス(米国)18-4タイワン・クラクストン(米国)5-0
▼フェザー級ワールドGP1回戦 5分3Rサム・シシリア(米国)16-9ペドロ・カルバーリョ(ブラジル)10-3
◆『Bellator 228: Pitbull vs. Archuleta』9月28日 米国カリフォルニア州イングルウッド ザ・フォーラム
▼Bellator世界フェザー級選手権試合&フェザー級ワールドGP1回戦 5分5Rパトリシオ・フレイレ(王者/ブラジル)29-4フアン・アルチュレタ(挑戦者/米国)23-1
▼フェザー級ワールドGP1回戦 5分3Rダリオン・コールドウェル(米国)13-3ヘンリー・コラレス(米国)17-3
▼フェザー級ワールドGP1回戦 5分3Rダニエル・ヴェイケル(ドイツ)39-11サウル・ロジャース(英国)13-2
▼フェザー級ワールドGP1回戦 5分3RAJ・マッキーJr(米国)14-0ジョージ・カラキャニャン(米国)8-9-1, 1 NC