MMA
ニュース

【RIZIN】萩原京平、盛り上がるフェザー級戦線に「勝手に仲間はずれにして何してるねん」4・29LANDMARKにも「出たい」

2023/03/24 14:03
【RIZIN】萩原京平、盛り上がるフェザー級戦線に「勝手に仲間はずれにして何してるねん」4・29LANDMARKにも「出たい」

3連敗を経験して進化した姿を見せたいとする萩原。巻き返しなるか

 2023年4月1日(土)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)『RIZIN.41』にて、フェザー級(66.0kg)5分3Rでカイル・アグォン(グアム/SPIKE22)と対戦する萩原京平(SMOKER GYM)が3月24日(金)都内にて公開練習を行った。


 場所は屋外で曇り空の下、シャドーを見せた萩原。「コンディションはバッチリです。今回のテーマは“確実に勝つ”こと。プラス内容。成長したところを世間に見せつけることですね」と話す。

 アグォンの印象については「しぶといヤツ。スタミナもあるしテクニックも上手い選手なので油断は出来ないが、持っているものを出せれば圧倒できると思う」とした。


 どんな練習を積んできたのかとの質問には「ファンの人が見たい試合は打撃で戦っている姿だと思うので、そこが活きる練習をやってきて取り組みをしてきたのでそこを見せたい。レスリングも寝かされてもいける練習をしてきた。そこにフォーカスしてやってきました」と、得意の打撃を活かせる戦い方に特化してやってきたという。


 課題となるレスリングに関しては「スクランブルで動き続けるスタミナの強化、ディフェンス面、MMAにしかない技術を専門の人に教わってやってきました。特にスクランブルのスタミナを意識してやってきましたね」と言い、「あとはさっきも言ったように打撃の強化。打撃もしっかりやってきたし、特にやったのがディフェンスですね。手応えはめちゃくちゃあります。自分でもバリ楽しみ。他にも減量、フィジカルの指導も受けて徹底的にやってきました。言い訳できないくらい最高の準備が出来ています」と、これ以上はない準備が出来ていると自信に満ち溢れた表情で答えた。


 萩原は2022年の3試合で弥益ドミネーター聡志、クレベル・コイケ、鈴木千裕にいずれも一本負けを喫して3連敗。ブラジルのピットブルブラザーズに出稽古を敢行した。

「あの負けがあったからこそ、そういうマインドになれた。去年の1年間は間違った方向に行ったのがあって。今はMMA全体のレベルを上げて、試合に勝つために何が出来るかということを意識しないといけないと思ったので、そういうことに気付けたから良かったですね」と、3連敗を経験して意識改革があったという。

 では、今までのように勝っても負けてもいい試合をするのか、それとも勝ちに徹するのかと聞かれると「そこは難しいところ。試合の中でタイミングでプランを変えていく予定。でも、勝ちに徹する試合はしないと思っていますね。自分の良さを出しつつ、リスクもしっかりとって。そこのバランスが大事だと思っています。倒せる時に倒しに行って、判定を狙うのではなく倒しにいきます」と、相手を仕留める姿勢で行くことには変わりはないと答える。


 勝ちにこだわるのならそういう戦い方もあるが、それでもリスクを背負って倒しに行くのはなぜか。

「シンプルに漬ける能力もないし、僕がカイル・アグォンを漬けるイメージも全くないので、勝てるところを探しに行った時に打撃になった。自分が勝てる方法が打撃だったというそれだけですね」と、自分が最大限に勝てる方法を模索して出た結論が打撃で倒しに行くことだったという。


 今までの打撃とは何が違うのか。そう問われると「練習方法が大きく変わったのはないけれど、例えば練習の意識だったりとか、取り組み方が海外に行ってトップファイターの調整の仕方を見て勉強になったので、それを取り入れている感じです」と、意識の部分が変わったと答えた。

 3連敗で「ファンの反応が変わった」ことは自覚している。今回の試合で「見返してやるという気持ちですかね。そういうファンの反応は現状で変わってきているのを感じます。そういうヤツらはもう一回勝って内容を見せたら手のひら返すのは分かっているので、黙って見とけ」と、一気に見返してやると言い放つ。


【写真】公開練習は宇佐美正パトリック(右)と合同で行われた

 同じ大会ではフェザー級で堀江圭功(ALLIANCE)vs.ヴガール・ケラモフ(ORION FIGHT CLUB)という注目試合もあるが、萩原は「特に意識することはないですね。自分の試合が一番面白くなると思う。この試合だけ見とけって感じですね」と“俺だけを見ろ”とメッセージ。

 4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』でも、牛久絢太郎(K-Clann)vs.朝倉未来(トライフォース赤坂)、斎藤裕(パラエストラ小岩)vs.平本蓮(剛毅會)のフェザー級注目試合が組まれており、「面白そうやなと思っているので、チャンスがあれば出たいですね。来週の試合次第ですけれど。そこしか見ていませんが、チャンスがあれば全然。フェザー級が盛り上がっていますよね。勝手に仲間はずれにして何してるねんって感じです」と、アグォン戦の結果次第では自分も参戦したいと名乗りを上げた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント