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【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈復帰戦はKrushとONE参戦経験のある台湾人選手と「蹴りで圧倒する姿を見せたい」世界を目指すトレーニングも開始

2023/03/23 18:03
 2023年4月22日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.1』にて、元KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級&アトム級王者ぱんちゃん璃奈(フリー)の本格復帰戦が行われる。  ぱんちゃんはKNOCK OUT-BLACK女子-49.5kg契約3分3R延長1Rで、ワン・チンロン(台湾/TKBA)と対戦。3月23日(木)都内にて行われた記者会見で発表された。  チンロンは22歳で身長は167cmと165cmのぱんちゃんよりも長身。2018年10月にKrushに初来日(当時の名称はワン・ジンロン)し、壽美に判定負け。2019年にはONE Championshipにも参戦している。戦績は13勝(1KO)6敗。キックボクシングの試合は2021年秋以来となるが、2022年11月にプロボクシングの試合をして勝利を収めているという。  宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「ぱんちゃん選手の復帰戦は5月か6月としていましたが、3月の代々木大会が終わって本人とやり取りする中で4月の次が6月なので、4月でスタンバイ出来るということで対戦相手を調整しました」と、本人に希望もあって4月に復帰戦を組むことにしたと説明。  会見に出席したぱんちゃんは「事件については不起訴になりました。3月のエキシビションを終えてコンディション的にも公式戦で大丈夫ということで決まりました。1年3カ月ぶりのキックボクシングの試合でいろいろな意味で復帰戦になるので、しっかり強い姿を見せらられるように頑張ります」と挨拶。 「いろいろな女子選手と練習させてもらって、試合で勝てるなと思ったので試合に出させてもらえることになりました」との自信があり、「蹴りは今月に入ってから始めました。膝は100%ではないけれど、4月には8割くらいに持っていけると思う。他が伸びているので最後の試合よりは全体的に120~130%にはなっているかと思います」と、練習中に負傷した左膝前十字靭帯断裂の影響はまだあるものの、他の部分で補えるとした。  3月5日のエキシビションマッチはパンチのみで行い、「1年ぶりのリングで力んでしまいました。あの経験を経て、リングに立って経験を積みたいと思いました。自分が動きが出なかったなと思います」と実戦経験を積んで元の状態に戻したいと思ったという。  しかし、パンチにこだわるつもりはなく「元々自分は蹴りの選手だと思っているので、やっと蹴りで試合が出来るのが楽しみです。自分がどれくらい出来るのかを試合で確かめたい」と、本来の持ち味である蹴りを使えるのが楽しみだとする。 「蹴りを効かせたい。1年ぶりの蹴りありなので、蹴りで圧倒する姿を見せたいと思います」と蹴りで圧勝したいと宣言。  対戦相手については「最新のプロフィールで身長が169cmに伸びていたので、高身長の選手とやったことがないので楽しみです」と、今までに経験のない自分よりも身長が高い相手と試合が出来ることが楽しみだという。  壽美が勝っていることは意識するかと聞かれると、「格闘技って4~5年前とは別人だと思っているので同じ選手とは考えてないです。でも今の自分なら必ず圧倒できると考えています」と、かなり前の試合なので意識はしていないが圧倒して勝つとした。  3月のエキシビション後、これから階級をひとつ上げることを宣言しており、「女子選手に40kg代では強い選手がいないので、自分は48.0kgまで落とせますが、強い選手と戦えるように幅を持たせようと思いました」と48kg~50kgで戦っていきたいとした。  そのため上の階級でも戦えるように「フィジカル強化は今月から着手して、さらに上げようと思っているので、しばらくは49kgでやって1年経ってその後にもう一階級上げようと思っています。世界は52kgの階級が層が厚いので」と、世界の強豪たちが集う52kgを目指して身体を作っていくと説明。  階級を上げても「パワー負けは一切ないですね。私は日本人と戦ってるのが少ないくらいで、フィジカルで負けたと思ったことはないので大丈夫です」と、フィジカル負けすることはないと自信を見せる。 「言えない練習もあるんですが、今週から秘密トレーニングを週2回、スペシャルな方に見てもらうことになりました。フィジカルは1回4~5時間。海外で誰にも負けないフィジカルに持っていくとトレーナーさんに言われています。あとはウィラサクレックジムと、声をかけてくださるトレーナーやジムの方に見てもらっています」と、世界への挑戦を見据えて様々な場所で練習を積んでいるという。  最後にぱんちゃんは「たくさん長い時間お待たせして心配もかけましたが、リングに復帰すると決めて前以上に強くなった姿を見せたいです。たくさんご迷惑をおかけした人たちに、リングの上では強いなと思ってもらる動きを見せたい」と意気込んだ。
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