大和vs.林のスーパー・ライト級タイトルマッチがメインイベントに
2023年3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2023~K’FESTA.6~』の前日計量&記者会見が、11日(土)都内にて13:00より行われた。
メインイベントとなる第21試合のK-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・大和哲也(大和ジム)はリミットちょうどの65.0kg、林健太(FLY SKY GYM/挑戦者)は64.9kgで計量をパス。
笑顔で握手を交わした両者。続いての会見で林は「ライト級のベルトを1度獲ってから怪我しては入院してで応援してもらっている人たちにあまり格闘家として返すことが出来ていなかったので、明日はしっかり勝って期待に応えたい。いま息子たちから計量終わってLINEをもらったんですけれど、長男は百歩譲っていいとして、6歳の次男から『明日頑張れよ』と絵文字なしで来たので、帰って叱りたいと思います」とほのぼのエピソードを明かして笑った。
大和は「今日は3.11ということで東日本大震災から12年が経ちました。震災に遭われた方々に心からお悔やみ申し上げます。自分は前回K-1 AWARDSでお酒大好きなア酒リートの部分を見せてしまいましたが(泥酔してしまった)今回はアスリートとしてしっかり仕上げてきました。自分はファイト・オブ・ピースとして戦いを通じて世の中を平和にしたい、元気を届けたいと思っていますので、明日はK-1年間最大の祭典で30周年のイベントということで、最高の1日になると思いますので、最高の1日をお楽しみください」とメッセージ。
本戦21試合+プレリミナリーファイト3試合の計24試合の最後を飾るメインとして、どんな試合を見せるつもりかと聞かれると、林は「メインだからと言って盛り上げなあかんとかは考えてませんが、普段からずっと盛り上がる試合、観ている人が興奮する試合を心掛けているので、特にメインだからこれをやらなというのはないですね」と、いつも通りにやれば盛り上がる試合になるとする。
大和も「僕もメインだから…というのはなくて。今までいろいろな団体でメインは当たり前だったので、やっとK-1でもメインで試合が出来るようになったという感慨深さもありますが、だからと言って思い込むこともないですし、いつも通りの戦いをするだけだなと思っています。それが結果的にはメインイベントとして最高の試合になると思うので、特に気負いもなくいつも通りですね」と、2人とも“自然体”で臨むと口をそろえた。
2人ともパンチを得意とし、大和は左フック、林は右ストレートに必倒の威力を秘めている。そのため今回の試合は右ストレートvs.左フックという図式でみられているが、そのことについて林は「大和選手は左のパンチ、僕は右のパンチとなっていますが、僕は右も左も均等に強いと思っているので右にこだわらずに左でもボディでも倒せます。一撃で倒すというよりかはじっくり勝ちにこだわってしっかり戦いたいと思います」、大和は「僕も左のパンチだと見られがちですけれど、他の攻撃があって左が結果的に当たっているので、僕もどのパンチでも出せるし、蹴りも得意だと思っているので、トータル面でも王者らしい戦いが見せられればいいかなと思っています」と、両者ともフェイバリットブロー以外の技でも倒せると語った。