2023年3月11日(土・現地時間)オランダ・ロッテルダムのTopsportcentrumで開催される『GLORY 84』。その前日計量が10日(金)にアムステルダムで行われた。
メインイベントでは、GLORY世界フェザー級王者ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ)がライト級に転向し、ティジャニ・ベスタティ(オランダ)のGLORY世界ライト級タイトルに挑戦するGLORY王者vs.GLORY王者のスーパーファイトが行われる。
ベスタティは69.5kg、ペットパノムルンは69.3kgで計量をパス。
コ・メインは元タイトル挑戦者のタリク・カバベ(モロッコ/オランダ)とスペインのスラッガー、ダニエル・トレドのライトヘビー級対決で、この試合は事前の発表がなく急遽行われることになった。
ヘビー級で活躍し、ライトヘビー級に転向したカバベは2022年10月の『GLORY COLLISION 4』でセルゲイ・マスロボイエフ(リトアニア)とGLORY世界ライトヘビー級王座決定戦を争ったが、敗れて戴冠ならず。2014年SUPERKOMBAT Qualificationトーナメント優勝、2015年SUPERKOMBATワールドグランプリ優勝の実績を持ち、ONE Championshipでは4連勝で2019年11月にONEライトヘビー級キックボクシング世界王座決定戦に臨んだがロマン・クリクリアにTKO負けした。2021年からはGLORYに参戦もリコ・ヴァーホーベンやアントニオ・プラチバットに敗れ現在4連敗中。戦績は47勝(26KO)10敗1分。
トレドはMMAとの二刀流でMMA戦績は13勝10敗、キックボクシング戦績は17勝5敗。今回がGLORY初参戦となった。
他にはジェイ・オーバーメール(オランダ)がジェイミー・ベイツ(英国)と対戦するウェルター級トップランカー同士の一戦、長年ヘビー級を戦ってきたノルディン・マヒエディン(フランス)はライトヘビー級に転向してフェリペ・ミケレッティ(ブラジル)と対戦する。
さらに、元ミドル級コンテンダーのエルトゥールル・バイラック(トルコ)がマイケル・ボアペア(ガーナ)と対戦し、2023年2月の『GLORY 83』で勝利した巨漢ナビル・ハチャブ(モロッコ)は、34勝(17KO)2敗1分の戦績を持つソフィアン・ライドウニ(フランス)と対戦。
プレリミでは、18勝(8KO)無敗のルーマニア人ステファン・オルザが、36勝(4KO)24敗のオランダの新星チコ・クワシに挑み、オープニングの試合では、ヘビー級のデビッド・トイトゥプとストラヒニャ・ミトリックが激突する。
GLORY 84は世界各国にLIVE配信され、日本ではU-NEXTが3月12日(日)の午前2:00(11日の深夜26:00)からLIVE配信する。
<計量結果>
▼メインイベント GLORY世界ライト級タイトルマッチ 3分5Rティジャニ・ベスタティ(オランダ/王者)=69.5kgペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/GLORY世界フェザー級王者/挑戦者)=69.3kg
▼セミファイナル ライトヘビー級 3分3Rタリク・カバベ(モロッコ/オランダ)=94.3kgダニエル・トレド(スペイン)=95.0kg
▼ウェルター級 3分3Rジェイ・オーバーメール(オランダ)=76.7kgジェイミー・ベイツ(英国)=76.9kg
▼ライトヘビー級 3分3Rフェリペ・ミケレッティ(ブラジル)=94.9kgノルディン・マヒエディン(フランス)=94.8kg
▼ミドル級 3分3Rエルトゥールル・バイラック(トルコ)=84.9kgマイケル・ボアペア(ガーナ)=83.9kg
▼ヘビー級 3分3Rナビル・ハチャブ(モロッコ)=131.2kgソフィアン・ライドウニ(フランス)=104kg
▼ウェルター級 3分3Rチコ・クワシ(オランダ)=76.9kgステファン・オルザ(ルーマニア)=76.5kg
▼ヘビー級 3分3Rデビッド・トイトゥプ(ニュージーランド)=171kgストラヒニャ・ミトリック(セルビア)=119kg