Mike's Gymで多くの強豪選手たちとスパーリングを積んできた与座(C)K-1
2023年3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~』にて、K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで王者・朝久泰央(朝久道場)に挑戦する与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がオランダ・Mike's Gymでの長期合宿を振り返った。
Mike's Gymは2003年に設立され、バダ・ハリ、メルヴィン・マヌーフ、アルトゥール・キシェンコ、グーカン・サキなど数多くの世界的強豪選手たちを輩出してきた名門ジム。新生K-1のリングにもジョーダン・ピケオー、マサロ・グランダーなどを送り込んでいる。
与座は朝久とのタイトルマッチが発表された2日後=1月15日にオランダに向けて出発。到着直後からスパーリングにも参加した。今回、与座がMike's Gymでの練習を決めた理由はスパーリングを中心とした実戦練習を積むためだったという。
「タイトルマッチ勝利、そして自分自身の更なる成長を考えた時、海外修行が今の自分に必要だと思い、修行を決めました。幾つか候補の国やジムを考えた結果、今自分が1番必要としているのは、スパーリング相手なので、オランダのMike's Gymに行けばスパーリング相手には困らないなと判断し修行に行かせて頂けることになりました」
Mike's Gymではスパーリングを1日15~20R、自分よりも重い階級の選手たちとこなした。それ以外ではMike's Gymのマイク・パッセニール会長をはじめとするコーチ陣が指導するテクニッククラスに参加し、技術面も磨いた。
「正直自分の練習量にはかなり自信があったのですが、Mike's Gymでは練習について行くのがやっと。プロ意識においてもかなり良い影響を受けました。スパーリングではジョーダン・ピケオー、マーセル・グローエンハート、セルゲイ・アダムチャック、カン・ピナール…名前を上げたらキリがないほど、沢山の有名強豪選手と練習をさせてもらって、多くのアドバイスもいただいたので、本当に良い練習が出来ました。(どんなことを吸収した?)強さやオランダ特有のテクニックはもちろんのこと、プロ意識やハングリー精神、格闘技にかける思いに対して凄く影響を受け、目に見えない内面的なもの、全てを吸収して帰ってきました」
帰国後は所属するK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTで調整を続け「自分の夢は世界一になること。今回のオランダ修行で、その夢を実現させる道のりが今までより明確になりました。その変化を次戦のK-1タイトルマッチで見せ、必ずK-1チャンピオンになります!」と与座。王者・朝久とのリマッチに向けて自信をのぞかせた。