2023年3月10日(日本時間11日)に米国カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催の『Bellator 292』で開幕する、優勝賞金100万ドル(約1億3千万円)の「Bellatorライト級ワールドグランプリ」(5分5R)に向け、1回戦の2試合4選手が無事、計量をパスした。
ひとつは、Bellator世界ライト王者のウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア・16勝0敗)と、元UFC世界ライト級王者のベンソン・ヘンダーソン(米国・30勝11敗)による、GP1回戦&ライト級王座戦。
もうひとつは、RIZINワールドGP2019優勝のトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン・20勝4敗)と、7連勝中の強豪アレクサンドル・シャブリー(ロシア・22勝3敗)によるGP1回戦となる。
▼Bellator世界ライト級(155ポンド)選手権試合&ワールドGP1回戦 5分5Rウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)王者・16勝0敗・154.8ポンド(70.21kg)ベンソン・ヘンダーソン(米国)3位・元UFC世界ライト級王者・30勝11敗・154.6ポンド(70.12kg)
先に挑戦者のヘンダーソンが登場。髪を頭上でまとめたベンヘンは、右手を挙げて天を仰いで154.6ポンド(70.12kg)と0.4ポンドアンダーで計量。
続けて王者ウスマンは本計量を済ましたセレモリアル計量ゆえ、ヒゲを蓄え、Tシャツとデニム姿でスケールに乗り、54.8ポンド(70.21kg)と0.2ポンドアンダーでコールされた。
フェイスオフで両者は、顔を近づけ過ぎることはなく、しかし、互いに厳しい表情で視線を合わせ、正面を向き直すと、ヌルマゴメドフはベルトを右肩にかけて撮影に臨み、最後に握手をかわした。
▼Bellatorライト級ワールドGP1回戦 5分5Rトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)2位・RIZINワールドWORLD GP 2019優勝者・20勝4敗・155ポンド(70.30kg)アレクサンデル・シャブリー(ロシア)4位・22勝3敗・154.4ポンド(70.03kg)
ATTのマークをつけたファイトショーツでガッツポーズのシャブリーに対し、155ポンドとリミットジャストのムサエフはカットの出た肉体で、右手を突き上げて天を仰いだ。
フェイスオフでは互いに接近。シャブリーは後ろ手に組み、ムサエフの降ろした手はそのリーチの長さをうかがわせる。シャブリーは身長176cmでリーチは179cmに対し、ムサエフは身長178cmで、リーチは183cmとなっており、踏み込みの速さも相まって、それが試合でどう影響するか。視線を合わせた後、両者は握手とハグをかわしている。
▼ウェルター級 5分3Rマイケル・“ヴェノム”・ペイジ(英国)2位・20勝2敗・170.8ポンド・(77.47kg)ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)5位・28勝5敗・170.6ポンド(77.38kg)
ウェルター級注目のMVP vs.ゴイチでは、先に登場の5位のヤマウチがウェルター級に上げて厚みを増してフィットした姿を披露。
対する2位のペイジは、ガッツポーズで肉体を誇示。手を降ろしてのマッスルポーズも披露した。そしてフェイスオフで向かい合うと、いつものコブラのかま首を右手を挙げてヤマウチに向けると、最後はともに笑顔で握手とハグをかわした。
メインカードにヘビー級1位のワレンティン・モルダフスキー(ロシア)vs.2位リントン・ヴァッセル(英国)、プレリミナリーにもフェザー級契約で、エンリケ・バルゾーラ(ペルー)vs.エリック・ペレス(メキシコ)など好カードが並ぶ『Bellator 292: Nurmagomedov vs. Henderson』は、日本ではU-NEXTでプレリミナリーからメインカードまで全試合がライブ配信される。
[nextpage]
『Bellator 292: Nurmagomedov vs. Henderson』全計量結果
【メインカード】
▼Bellator世界ライト級選手権試合&ワールドGP1回戦 5分5Rウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)王者・16勝0敗・154.8ポンド(70.21kg)ベンソン・ヘンダーソン(米国)3位・元UFC世界ライト級王者・30勝11敗・154.6ポンド(70.12kg)
▼Bellatorライト級ワールドGP1回戦 5分5Rトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)2位・RIZINワールドWORLD GP 2019優勝者・20勝4敗・155ポンド(70.30kg)アレクサンデル・シャブリー(ロシア)4位・22勝3敗・154.4ポンド(70.03kg)
▼ヘビー級 5分3Rワレンティン・モルダフスキー(ロシア)1位・11勝2敗1NC・237.4ポンド(107.68kg)リントン・ヴァッセル(英国)2位・23勝8敗・239.4ポンド・108.59kg
▼ウェルター級 5分3Rマイケル・“ヴェノム”・ペイジ(英国)2位・20勝2敗・170.8ポンド・(77.47kg)ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)5位・28勝5敗・170.6ポンド(77.38kg)
【プレリミナリー】
▼フェザー級 5分3Rエンリケ・バルゾーラ(ペルー)18勝7敗2分・145.2ポンド(65.86kg)エリック・ペレス(メキシコ)20勝8敗・145.4ポンド(65.95kg)
▼フェザー級 5分3Rキャス・ベル(米国)6勝2敗・145.2ポンド(65.86kg)ジョシュ・ヒル(カナダ)21勝5敗・136.6ポンド(61.96kg)
▼ミドル級 5分3Rハリッド・ムラタザリエフ(ロシア)15勝3敗・186ポンド(84.36kg)トニー・ジョンソン(米国)9勝3敗・184.8ポンド(83.82kg)
▼ライトヘビー級 5分3Rジュリアス・アングリカス(リトアニア)10勝3敗・205.8ポンド(93.34kg)ドブレジャン・ヤシムラドフ(トルクメニスタン)19勝7敗1分・205.8ポンド(93.34kg)
▼フェザー級 5分3Rレイアード・アンダーソン(米国)3勝0敗・146ポンド(66.22kg)ロジェリオ・ルナ(米国)1勝0敗144.8ポンド(65.68kg)
▼ミドル級 5分3Rテオ・ハイグ(米国)1勝0敗・184.2ポンド(83.55kg)アダム・ワムスレイ(米国)2勝2敗・185ポンド(83.91kg)