2023年3月5日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』の前日計量が、4日(土)都内にて正午から行われた。
第9試合のKNOCK OUT-RED -64.5kg契約3分3R延長1Rで対戦する、バズーカ巧樹(菅原道場/KNOCK OUT-BLACKライト級王者)は64.45kg、会場に遅れて到着した不可思(クロスポイント吉祥寺/KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者)は一度目で64.6kgだったもののすぐに再計量して66.5kgで無事計量をパス。
続いての記者会見では、バズーカが歩み寄って近付くと不可思は腕を伸ばしたファイティングポーズをとってけん制。その腕をバズーカが振り払い、顔を近づけてメンチ切りすると不可思も額と額を合わせて応戦し、一触即発の状態に。スタッフがすぐに両者を引き離したが、しばらくにらみ合いが続いた。
記者会見で不可思は「計量は(一度目でパス出来ず)申し訳なかったです。明日はKNOCK OUTの王者を用意してもらったので、ばっちりアツい試合でお客さんを楽しませて、ぶっ飛ばして勝とうと思います」と、“K-1からの刺客”としてKNOCK OUT王者のバズーカをぶっ飛ばすと宣言。対するバズーカは静かに「火薬は満タンです」とした。
不可思は到着が遅れたことと再計量になったことを聞かれ、「遅れておいて苦労はないというのもアレですけれど、別に(減量が)難しいとかはなくて。ただ、いつもより500グラム軽い分、時間がかかってしまった感じでコンディション的には全然問題ないです」と、減量苦のためではないと説明した。これにバズーカは「減量よく頑張りました」と感情のこもってないコメント。
改めて顔を合わせた印象を聞かれると、不可思は「火薬が満タンなんだなって感じました」にニヤリ。バズーカは表情を全く変えずに「早くグチャグチャにしたいです。明日、顔面を陥没させるので見ててください」と冷たく宣告。
これに不可思は「バズーカ君はマジで言うことが変化球すぎてムズイなって思ったすね。対戦発表の記者会見の時から思ってたんですけれど、マジ独特っすよね。独特の感性を持っているなと今日改めて思ったっす」と苦笑いし、「ヒジも首相撲もありだし、バズーカ君がグチャグチャにすると言っていましたけれど、逆にグチャグチャにしてやりたいですね」と自分が顔面をグチャグチャにしてやると返答した。