2023年4月7日(日本時間8日)、米国ネバダ州ラスベガスのザシアターで開催される『PFL 2: 2023 Regular Season』の女子フェザー級戦に、DEEP JEWELSフェザー級王者の東よう子(リバーサルジム新宿 Me,We)が参戦。マリナ・モクナトキナ(ロシア)と対戦することがPFLとDEEPから発表された。
東は柔道の元全日本強化選手。2002年全国高等学校選手権78kg級優勝、2003年フランスジュニア国際大会同級3位などの実績を持つ。
2017年12月にPANCRASEでプロデビューし、5勝2敗でバンタム級1位に。2021年6月にDEEPでKINGレイナに判定勝ちすると、2022年5月の再戦でも判定勝ちし、DEEP JEWELS初代フェザー級王者となった。2022年11月には、ラスベガス修行も経て、2年ぶりにバンタム級に戻してダイヤモンドローズことティタパ・ジュンソークプランに3R、TKO勝ちしている。
対するモクナトキナは、女子参加が禁止されているキルクリフFCで唯一練習が認められている有望株。サンボで6度の世界王者、2度の欧州王者、6度のロシア国内王者に輝いた実績を持つ。2017年の世界大会では68kg級で腕十字、ストレートフットロック等で優勝。
2016年から出場しているMMAでは8勝3敗。うちロシア・Fight Nights Globalで4勝1敗。その黒星は元UFCのリアナ・ジョジュアに判定負け。Bellatorではジャネイ・ハーディングに判定負け、アマンダ・ベルに判定勝ちで1勝1敗となっている。
2022年5月にはPFL女子「ライト級」でケイラ・ハリソンと対戦し判定負けながら、5試合連続フィニッシュ勝利していたハリソンを相手に判定まで持ち込む善戦。
その後、2022年7月にアビイ・モンテスにスプリット判定勝ち後、12月のRCCでフェザー級に転向。タチアナ・アギュイアラにアメリカーナで一本勝ちしている。
MMAキャリア8勝のうち5つの一本勝ちは、腕十字2回、アキレス腱固め、ニーバー、そして直近のアメリカーナとサンボ時代から得意とする極めが多い。ハリソンとの試合では、ビクトル投げからのヒザ十字も見せており、柔道ベースの東にとって慣れない投げ、そして足関節には早めの対処が必要だ。
柔道では階級上ながら、MMAではいったんバンタム級に下げた東と、ライト級からフェザー級に戻すモクナトキナとでどう体格差が出るか。強みが似ている両者の戦いで東はスタンドで遅れを取りたくないPFLデビュー戦だ。
2023年4月1日(日本時間2日)には、工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)のPFL第4戦(※2021年PFLフェザー級王者モヴィット・ハイブラエフと対戦)が決定済み。翌週に東の参戦も決定し、PFLに日本人選手が2週連続で参戦となる。
各階級のリーグ戦形式で行われるPFLの同級レギュラーシーズンは2試合。ポイントで上位4人に残ればプレーオフ進出。優勝者には100万ドル(約1億3600万円)の賞金が支払われるPFLで東は、高額賞金を手に出来るか。
PFL 2 Full Card:
Ante Delija vs. Yorgan De Castro
Larissa Pacheco vs. Julia Budd
Bruno Cappelozza vs. Matheus Scheffel
Renan Ferreira vs. Rizvan Kuniev
Denis Goltsov vs. Michal Andryszak
Martina Jindrova vs. Amber Leibrock
Olena Kolesnyk vs. Aspen Ladd
Marcelo Nunes vs. TBA
Marina Mokhnatkina vs. Yoko Higashi
Amanda Leve vs. Karolina Sobek
Biaggio Ali-Walsh vs. TBA