昼の部のメインを任された23歳の大﨑(左)と19歳の寺山
RISE20周年大会として開催される2023年2月23日(木・祝)東京・後楽園ホール『RISE 165』(昼の部)と『RISE 166』(夜の部)の前日計量&記者会見が、22日(水)都内にて正午より行われた。
昼の部のメインイベント、バンタム級(-55kg)3分3R延長1Rで対戦する大﨑孔稀(OISHI GYM/同級2位)は54.95kg、寺山遼冴(フリー/同級12位)は54.90kgで計量をパス。
寺山は「明日は今までやってきた相手の中で一枚も二枚も上だと思っているので、ここで勝って王者になりたい」と最強の相手を乗り越えてタイトルに挑戦したいと挨拶。
大﨑は「昼の部のメインなので、しっかり盛り上げて僕が締めるので応援よろしくお願いします」と、メインイベンターとしての役割を果たすとした。
互いの印象を聞かれると寺山は「(孔稀の兄)一貴選手と(田丸)辰の試合で左フックで倒していたので、それを狙ってくると思うので警戒して対策もしているので明日はしっかり勝ちたいです」とけん制、しかし、大﨑は「印象は基本的にはなかなか崩せない、ディフェンスの上手い選手ですが、僕は常にKOを狙って攻めていこうかと思っています。倒せる技は何個も用意して来たので明日は僕のKOが見られるのでは」と、左フックだけではないと答えた。
これまで上位陣に挑む試合が多かった大﨑だが、今回は明らかに挑まれる立場。そのことについては「寺山選手はランキングでは12位ですが、実力で言ったら55kgのトップになり得る選手だと思います。そこは僕も認めているのであまり意識はしてないですね。でも自分のやりたい試合をすれば勝てると思います」と、全く格下だとは思っていないと寺山を評した。
これからバンタム級を担っていくホープ同士の対決がメインに組まれたことで、この2人にかけるRISEの期待の大きさがうかがえるところ。そのことをどう受け止め、どんな試合を見せるつもりか。
寺山が「自分の試合をいつも通りにしようかなと思っているので、メインだからと言ってこれといったことは考えてないです。自分が勝つことだけを考えて挑みます」と答えたのに対し、大﨑は「寺山選手は多分自分の動きをして何となく勝ちたいって感じだと思いますが、それだと締まらないと思いますし、この先につながらないと思う。僕は僕なりに自分のパターンに引き込んで、そういう対策もしっかりしてきたのでそれをやれる自信が今回あるので、自分のパターンに引き込んで最後はしっかり仕留めようかなと思います」と、フィニッシュしてメインを終わらせるつもりだと予告した。