俺の試合は万国共通です。間違いないっす
――対戦相手ジョシュ・トナーの印象は?
「特にパンチが強い選手じゃないけれど、ガンガン来るから噛み合うし、ファイトスタイル的には好きな選手ですよ。あれは俺と噛み合う」
――今回はケージではなくリングだそうですね。
「できたらケージでやりたかったっすね。勝ってケージに上がっている選手ってカッコよくないっすか? あれ、やってみたかったんですよ。だからリングって聞いた時はかなり萎えました。しかもロープが5本らしくて、入るのが大変そうじゃないですか」
――そこが心配するところなんですか! 異国の地で初めて試合をすることについては?
「それも楽しみっすね。誰も俺のことを知らないだろうし。でも沸かせますよ。俺の試合は万国共通です。間違いないっす。つまらない選手にはなりたくないですからね」
――海外の会場って観客のノリがよくてやたらと盛り上がりますよね。
「青木真也さんが『ジャブで会場が沸くぞ』って言ってたんですよ。ジャブで沸いちゃうんだったら、俺が試合をやったらヤバいだろって。楽しみっすよ。ONEって、UFCのファイト・オブ・ザ・ナイトみたいなのないんすかね? あれば絶対に俺が獲れる自信あります」
――アウェイでの試合は日本とは何もかもが違うじゃないですか。気候も環境も違いますし。その心配は?
「全くしてないです。対戦相手もそこに住んでいるわけじゃないから、同じ条件じゃないっすか。そこは何も考えてないです。ただ思いっきりやるだけっすね」
「俺もルールをまだちゃんと把握できてないんですけれど、首相撲が3秒間あるんですよね。それがちょっと邪魔かも。俺はガンガン行くから、首相撲で逃げられたらちょっとめんどいなってくらいですかね。あとはいつもとそんな変わらないんで」
――昨年6月、森本選手に勝ってRISEフェザー級王者となった工藤政英選手が先にONEへ出場して苦戦を強いられています。
「あいつの試合、あんまり見てないんですよ。帰ったら見ます(笑)。最初にやったシントンノーイなんておっさんじゃないっすか。そんなヤツにあいつが負けたなんてショックっすよ。ペッダムは強いからまだいいけれど」
――そうは言ってもシントンノーイは5年前に梅野源治選手に判定勝ち、4年前には森井洋介選手にハイキックでKO勝ちしていますよ。
「そうなんすか? じゃあ、強いんだ。でもジジイに負けているようじゃダメだね(笑)。あいつはだらしないっすよ。あいつがチャンピオンになったけれど、フェザー級が全然盛り上がってなくないっすか? 全然つまらないんだもん」