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【ジャパンキック】石川直樹vs大崎孔稀の王者対決、2階級の王座決定戦、他団体との交流戦など全対戦カード決定

2019/07/10 14:07
【ジャパンキック】石川直樹vs大崎孔稀の王者対決、2階級の王座決定戦、他団体との交流戦など全対戦カード決定

トリプルメインのトリを務めるのは石川vs大崎の二冠王対決

2019年8月4日(日)東京・後楽園ホールで開催されるジャパンキックボクシング協会『KICK ORIGIN~ジャパンキックボクシング協会旗揚げ戦~』の全対戦カードが決定した。

 ジャパンキックボクシング協会は新日本キックボクシング協会に所属していた治政館、ビクトリージム、市原ジムなど8つのジムが独立、新たに加盟したジムとともに発足した新団体で5月12日にプレ旗揚げ興行を行い、今回正式な旗揚げ戦を迎える。


 トリプルメインイベント第1試合ではジャパンキック バンタム級王座決定戦3分5R(延長あり)が行われ、同級1位・馬渡亮太(治政館ジム)と同級5位・阿部泰彦(JMNジム)が対戦。

 馬渡はジュニアキック出身で、小学生の時からタイ人選手との試合経験がある。昨年9月にはタイ第2の都市・チェンマイでチェンマイ・ボクシングスタジアム認定バンタム級王者となり、プレ旗揚げ戦ではペットモンコンにヒザ蹴り連打でTKO勝ちし、初防衛に成功した。大学2年生の19歳で戦績は15勝(9KO)3敗1分。対する阿部は41歳のベテラン選手で、現在連敗中だが巡ってきたタイトル獲得のチャンスに意地を見せることができるか。


 トリプルメインイベント第2試合では、ジャパンキック ライト級王座決定戦3分5R(延長あり)で、同級1位・永澤サムエル聖光(ビクトリージム)と同級2位・直闘(治政館ジム)が対戦。

 永澤は新日本キックでライト級1位まで上がり、タイトルマッチの経験もある。6月の『スックワンキントーン』興行では雅俊介とスックワンキントーン ライト級王座を争ったが、判定負けで王座獲得ならず。悲願である初タイトル獲得を目指す。対する直闘はパンチ主体のアグレッシブファイター。両者は過去2度対戦し、永澤の1勝1分。ただしその1勝は直闘がヒジを蹴ってしまい、スネが割れてのドクターストップによるもの。今回が決着戦ということになりそうだ。

 トリを務めるトリプルメインイベント第3試合では、ジャパンキック認定フライ級&スックワンキントーン認定スーパーフライ級王者・石川直樹(治政館ジム)vs WMC日本スーパーフライ級王者&J-NETWORKスーパーフライ級王者・大崎孔稀(OISHI GYM)の二冠王同士の対決。

 石川は首相撲からのヒジ・ヒザに徹底して磨きをかけ、2016年10月に日本フライ級王座を奪取。2度の防衛に成功し、2018年6月にはKING OF KNOCK OUT初代フライ級王座決定トーナメントにも参戦している。旗揚げに伴い日本フライ級王座を返上、ジャパンキックボクシング協会フライ級王者に認定された。

 大崎は17勝4敗1無効試合の戦績を持ち、17勝の内12勝がKO勝ちという攻撃力の持ち主。パンチ、蹴り、ヒジ、ヒザいずれでもKOできる破壊力を持ち、タイ人と渡り合うテクニックも持っている。特にボディブローは強烈。2月の『KNOCK OUT』では2度のダウンを奪いながらもタネヨシホに大逆転KO負けを喫したが、4月の『野良犬祭」ではKO勝ちで再起を飾っている。また、8月18日には『RIZIN.18』で瀧谷渉太との対戦も決まった。


 さらにダブルセミファイナルでは、ジャパンキック フェザー級1位・瀧澤博人(ビクトリージム)vs WBCムエタイ日本統一フェザー級王者・新人(NJKF・E.S.G)、ジャパンキック ミドル級1位・今野顕彰(市原ジム)vs NKBミドル級王者・西村清吾(NKB・TEAM KOK)の他団体との交流戦も行われる。

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