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【RISE】7・2大阪で-54kg世界トーナメント開幕、田丸辰vs.風音で出場者決定戦。風音「今までの戦い方とは一新した」田丸は「軽量級の中心が誰になるかを分からせたい」

2023/02/15 15:02
 2023年3月26日(日)東京・有明アリーナ『Cygames presents RISE ELDORADO 2023』の対戦カード発表記者会見が、2月15日(水)都内にて行われた。  Super Fight!-54kg契約3分3R延長1Rで、RISEフライ級王者・田丸辰(TRY HARD GYM)とRISEスーパーフライ級1位・風音(TEAM TEPPEN)の対戦が決定。  田丸はジュニアキックボクシング出身で、卓越したボクシング技術とディフェンス能力でプロデビュー後は10戦全勝(2KO)と無敗の快進撃で2018年11月に初代RISEスーパーフライ級王者となった。2019年9月にRISEバンタム級王者・鈴木真彦とRISE王者対決を行い延長戦の末に初黒星を喫し、2020年9月の2度目の防衛戦で大崎一貴に敗れて王座陥落。2021年7月の「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」でも1回戦で政所仁に敗れるなどスランプに陥ったが、2022年に階級を下げて臨んだ「初代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定トーナメント」で優勝し、二階級制覇を達成した。今年1月にはクンスックノーイに勝利。戦績は13勝(2KO)3敗1無効試合。  風音はプロキャリア前半は関西を中心に活躍し、2019年3月にTEAM TEPPENに移籍。同年9月には元新日本キックボクシング協会フライ級王者の麗也からTKO勝利、11月には元NJKFフライ級王者の松谷桐に判定勝利、2021年2月には元新日本キックボクシング協会バンタム級&フライ級王者HIROYUKIに判定勝利と他団体王者キラーぶりを発揮。2021年の「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では江幡睦、政所仁、志朗にいずれも“番狂わせ”の勝利を収めて優勝。2022年4月には那須川天心のRISEファイナルマッチの相手に抜擢され判定2-0で惜敗したが、6月の『THE MATCH 2022』では黒田斗真に延長戦で勝利した。10月には大﨑一貴のRISEスーパーフライ級王座に挑戦も、判定2-0で惜敗。戦績を17勝(6KO)7敗とした。  フライ級(-51.5kg)の田丸とスーパーフライ級(-53kg)の風音がなぜ-54kg契約で対戦するのか。伊藤隆RISE代表は「7月2日の大阪大会から54kgのWORLD SERIES(世界トーナメント)をやります。開幕戦が大阪、準決勝が8月26日の大田区、11月か12月に決勝。賞金はファイトマネーとは別に1000万円。強豪を世界も含めてピックアップしたい。2人の試合はそのセレクションマッチになります」と説明した。  風音は「よく『早く田丸とやらせろ』って映像が使われるんですけれど、あの頃はやりたかったけれど今は別にそうでもないかなっていう。今は相手には興味なくて、僕自身がどうなるかってだけで。ブレずに人生懸けてやっているので相手を気にする暇もない。田丸どうのこうのよりトーナメントに向けてのアレなので、誰と試合をするにしても最高の試合が出来ると思っているのでそこも含めて応援してもらえると嬉しいです」と、自分自身を高めることにしか興味がないとする。  一方の田丸は「今大会は対抗戦とか世界タイトルマッチとか話題になるカードが多いと思いますが、この試合が一番面白くて盛り上がるカードになると思っています。風音選手は軽量級トップで強いけれど圧倒的に勝って今後の軽量級の中心が誰になるかを分からせたいと思います」と、軽量級の主役は自分だと主張した。  田丸は以前TEAM TEPPENで練習していたこともあったが、風音が移籍してくる前で両者に接点はない。  -54kgの契約体重で行われることに、風音は「54kgでも動けるし自分はそんなに細かく気にしてないです。減量がラクになるくらいで。そこは何も思わない」、田丸も「あまり関係ないかなって感じです。減量の水抜きがないので普段の体重に近い動きで出来るのかなって思います」と、両者とも特に問題はないとする。  WORLD SERIESへの出場権が懸かった一戦になることに、風音は「燃えないわけがない。気合いバチクソ入ってる」と燃える要素になるとしたが、田丸は「僕も聞いて面白そうだなと思ったんですが、風音選手に向けてやっているので、今は風音選手のことだけを考えています」と目の前の試合に集中したいとした。  風音は2022年10月以来の試合となるが「まず次を見て欲しい。今までの戦い方とは一新したのでそこを楽しみにしてください。それを極めていくので」と、この期間に今までと違うスタイルを作り上げてきたと予告。  田丸に対して興味がないと言ったのは「2021年のトーナメントで自分が優勝しているし、田丸選手は負けている。自分はそのレベルじゃないかな。なんで俺が青コーナーなんやろと思っています」と、もはやレベルが違うと言い放つ。  風音にさんざん言われた田丸だが「トーナメントで優勝したので当然トップの選手だと思っています。特に何も思わないですね。率直に(当時は)全然注目していない選手だったんですが、大きい舞台にも出ていて軽量級トップだと思うし、凄いなと思う。僕も試合に出られない期間が続いて、それはしょうがないと思いつつ、今はいい感じなので」と、軽量級トップの風音に挑むだけだとした。
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