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【ジャパンキック】昼夜興行を開催、昼のメインは藤原乃愛が初防衛戦、夜は永澤サムエル聖光がペットプーパンを迎え撃つ

2023/02/13 21:02
【ジャパンキック】昼夜興行を開催、昼のメインは藤原乃愛が初防衛戦、夜は永澤サムエル聖光がペットプーパンを迎え撃つ

藤原乃愛が初のメインイベントを務める

 2023年3月19日(日)東京・新宿FACEで開催されるジャパンキックボクシング協会主催『KICK Insist15』の全対戦カードが発表された。今大会は昼の部(14:00開始)と夜の部(18:00開始)の昼夜興行で行われる。


 昼の部のメインイベントには“無敗のJKファイター”藤原乃愛(ROCK ON)が登場。同級1位・撫子(GRABS)を挑戦者に迎えミネルヴァ ピン級王座の初防衛戦に臨む。


 藤原はアマチュアで50戦以上を経験し、アマチュアKNOCK OUT 45kgリーグ戦で優勝。2021年5月のジャパンキックでプロデビュー戦を行い、2022年5月のNJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)で王者Ayakaを破り、6戦無敗のままミネルヴァ・ピン級王座に就いた。7月には初の“ヒジ打ちあり”ルールに挑み、ペッテァーに3RでKO勝ち、9月も元タイ・イサーン地方ピン級王者ヌアファーに3RでTKO勝ち、11月はチョンプーに判定勝ち、そして今年1月にペットルークオンに判定勝ちとタイ人を相手に4連勝。10戦無敗を誇る。3月に高校を卒業するため、これがJKラストファイトとなる。

 挑戦者の撫子は極真空手をバックボーンに持ち、2022年1月に藤原とドロー(藤原唯一の引き分け試合)、3月の再戦では判定で敗れているが、、その後は4連勝。2022年12月にはKROSS×OVER KICK女子-45kg王者の松本徐倫を破っている。

 撫子は「2022年3月20日ミネルヴァピン級挑戦者決定戦から1年。あの時から1年、あの時と同じ会場、あの時と同じ相手、3度目の挑戦、3度目の正直。これは偶然? 必然? 運命です。撫子はまだ勝てない? 戦い方も変え全てをひっくり返します」、藤原は「防衛戦だからとかではなく、撫子選手だから負けたくない。初戦のあのドローは忘れられない。こちらも3度目の正直です。なにがなんでも勝たなくてはいけない。北海道から来てくれますがチャンピオンベルトは私のもの」と、それぞれSNSに投稿。早くも火花を散らしている。


 セミファイナルでは、ジャパンキック認定ミドル級王者・光成(ROCK ON)がスーパーボーイ・ルークプラパーツ(タイ)と72.6kg契約3分3Rで対戦。

 光成は菱沼光成→光成N720とリングネームを変えてJ-NETWORKやM-1のミドル級で試合を行っていたが、しばらくリングから離れて2020年3月のジャパンキックにリングネームを光成として復帰。2022年7月にボーイ・OZ GYMにTKO勝ちして王座に就いた。11月にはWBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者の匡志・YAMATOとの王者対決を判定2-0で制している。

 スーパーボーイは2022年11月のスックワンキントーンに出場し、康輝とドロー。100勝45敗6分の戦績を誇るベテランムエタイ選手。


 第2部はダブルメインイベントで、第2試合はWMOインターナショナル ライト級王者・永澤サムエル聖光(ビクトリージム)が元ムエサイアム パーカン スーパーフェザー級王者ペットプーパン・ソーサクナリン(タイ)と対戦。

 永澤は新日本キックボクシング協会で日本ライト級1位まで昇りつめ、トップランカーとして活躍。ジャパンキック旗揚げ後は2020年1月大会で興之介を右フックでマットに沈めて第2代ライト級王座に就き、9月にはNJKFで鈴木翔也からダウンを奪っての判定勝ちでWBCムエタイ日本統一バンタム級王座も獲得した。2021年11月、トーンミーチャイを左フックで豪快KO。2022年2月に健太の挑戦を受けてWBCムエタイ王座の初防衛に成功すると、3月には元MAX MUAYTHAI 61.5kg王者パランラックに判定勝ち。7月にWMOインターナショナル王座決定戦をコンデートと争い、判定勝ちで三冠王となった。今年2月にはラジャダムナンスタジアムでの試合に臨んだが敗れている。


 ダブルメインの第1試合はジャパンキック 認定ライト級王座決定戦3分5Rとして、同級1位・睦雅(ビクトリージム)と同級2位・内田雅之(KICK BOX)が王座を争う。

 睦雅は2022年11月大会でチャナペットにKO勝ち、戦績を10勝(5KO)4敗2分とした。今回が初のタイトルマッチ。対する内田は2004年10月にデビューした43歳のベテラン選手で、2011年12月に新日本キックボクシング協会日本フェザー級王座を獲得。2019年7月には二階級制覇を狙って日本ライト級王座決定戦に臨んだが、高橋亨汰に敗れた。前戦は2023年1月、60戦目の記念試合で元NJKFライト級王者・同級1位の岩橋伸太郎を判定に破っている。


 セミファイナルではWMOインターナショナル フェザー級王者・瀧澤博人(ビクトリージム)がスアノーイ・シッソー(タイ/トースームエタイシン)と対戦。

 瀧澤は2014年10月に新日本キックボクシング協会日本バンタム級王座に就いたが、2017年5月に3度目の防衛に失敗。2018年9月にはKNOCK OUT参戦も果たしている。2020年8月大会でNJKFフェザー級1位・小田武司にヒジ打ちによるTKO勝ち、11月大会ではジョムラウィーに勝利してWMO王座を獲得、2021年11月にはウィサンレック・MEIBUKAIに勝利したが、怪我のため戦線を離脱。金塊が復帰戦となる、シンガーソングライターとしてライブ活動もしていることから、“歌うキックボクサー”と呼ばれている。

 スアノーイは元イサーン・スーパーバンタム級王者で、2022年10月のスックワンキントーンに出場して小林司に敗れている。

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