2023年2月12日(日)豪州パースのRACアリーナで開催される『UFC 284: Makhachev vs. Volkanovski』の前日計量が11日、同地にて行われた。
3年3カ月ぶりの豪州大会のメインイベントは、UFC世界ライト級王者イスラム・マカチェフ(ロシア)が、現UFC世界フェザー級王者のアレクサンダー・ヴォルカノフスキー(豪州)を迎えうつライト級王座初防衛戦。
王者のイスラム・マカチェフは本計量でパンツを脱ぐなど減量に苦しみながらも、155ポンド(70.31kg)でパス。フェザー級から階級を上げるヴォルカノフスキーは154.5ポンド(70.08kg)で計量している。
公開のフェイスオフでは、地元のヴォルカノフスキーが「すべてを賭けて危険な戦いをする。全てをブッ飛ばしてやるよ。レッツ・ゴー!」と煽ると大歓声。
ブーイングを受けたマカチェフは、「ここに20日間もいたんだ、、みんな愛している。でも明日はみなが気分を害することになるだろう」と挑発した。
クレイグ・ジョーンズと組み技の対策もしてきたヴォルカノフスキーは、前日会見でも「相手は俺をナメてるから、たいして対策もしてきてないんだろう。だから自分が最高だと証明し、自分こそがパウンド・フォー・パウンドに君臨する」と自信。さらに「彼(マカチェフ)や多くの人は俺が階級を上げる事が狂っていると言う。だがそれは弱者の考え方だ。 チャレンジし、リスクを負うポジションに自分を置くべきだ。失敗したときのことを考えるのではなく、成功したときの結果を考えろ。 俺は日曜日に成功し、“チャンプ・チャンプ”になる」と二階級同時制覇を予告した。
マカチェフは、「この試合は柔術じゃない。クレイイグ・ジョーンズが何をしようと関係ない。俺はアレックスが対戦してきたどの相手とも違う。自分は違うレベルにいる。パウンドフォーパウンドの座を奪うためにこの試合をする」と応戦している。
果たして真のパウンドフォーパウンド1位は、マカチェフか、ヴォルカノフスキーか。
大会の模様は、日本時間12日(日)朝8時にスタート予定のアーリープレリム、10時からのプレリムがUFC公式サイトおよびYouTube公式チャンネルにてライブ配信されるほか、12時に始まるメインカード5試合を含む全試合がUFC FIGHT PASSでライブ配信される。また、メインカードの模様は『WOWOWオンデマンド』でも同時配信される。