【RISE】ELDORADOでK-1との対抗戦3vs.3、K-1の佐々木大蔵「K-1の強さをアピールしたい」迎え撃つ白鳥大珠「K-1に対しての借りがある」

　2023年2月10日（金）都内にて記者会見が行われ、3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ～K’FESTA.6～』と3月26日(日)東京・有明アリーナ『Cygames presents RISE ELDORADO 2023』にて、K-1とRISEの対抗戦が行われることになった。 　両団体は2022年6月の『THE MATCH 2022』で初めて交流を行っており、那須川天心vs.武尊、原口健飛vs.山崎秀晃、玖村将史vs.志朗など多くの名勝負を生んだ。今回の対抗戦はそれぞれのリング（ルール、採点基準、レフェリー＆ジャッジはそれぞれの団体のものを採用）にて3対3マッチが行われる。 　3月26日(日)東京・有明アリーナ『Cygames presents RISE ELDORADO 2023』では、以下の3試合を実施。 ▼Super Fight！スーパーライト級 3分3R延長1R白鳥大珠（TEAM TEPPEN/RISE WORLD SERIES 2019 -61kg級王者）佐々木大蔵（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第8代Krushスーパー・ライト級王者） ▼Super Fight！フェザー級 3分3R延長1R門口佳佑（EX ARES/RISEフェザー級王者）新美貴士（名古屋JKファクトリー/第5代Krushフェザー級王者） ▼-90kg契約 3分3R延長1R南原健太（極真会館/2022オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会男子軽重量級（-90kg）優勝）愛鷹 亮（力道場静岡/初代Bigbangヘビー級王者） 　会見に出席した白鳥は「対抗戦が決まって。僕はK-1に借りがある（2022年6月のTHE MATCH 2022でK-1のゴンナパーに初回KO負け）。THE MATCHで1Rでぶっ倒されて。あの時のことはずっと忘れられずに悔しい気持ちが残っていて。K-1に対しての借り、白鳥はこんなもんじゃないぞってK-1に見せつけたい。佐々木選手はずっと昔から知っている選手で技巧派の選手で上手くて、しっかり強い選手を倒している強豪選手。ここを喰っちゃえばもっと強いK-1選手との対抗戦も組まれるだろうし、ここはキッチリ勝ってK-1ファンの皆さんにも自分の強さを見せつけたい」と意気込み。 　対する佐々木は「K-1代表として送り込まれたことを理解して自分の強さ、K-1の強さをアピールしていきたい」と話した。 　門口は「新美選手は僕もキックボクシングをやり始めてからK-1を見ていますし、その時から凄いアツい選手がいるんだなと思っていたので試合したらどうなるのかって頭にあった。この試合を楽しみにしています。新美選手、アツい試合しましょう」と新美に語りかける。 　新美は「今回RISEの試合に出させてもらうことになって。ルールは違うけれどK-1で培ったKOを狙う姿勢はRISEでもしっかり見せつけて。門口選手というRISEの王者で強い選手ですが、しっかりKOで勝てるように頑張るので楽しみにしていてください」とKOを誓う。 　南原は「僕はずっと戦いたいと思っていたので、話が来た時はワクワクしました。試合のイメージは愛鷹選手のパンチか、僕の蹴りかと思われていると思いますが、僕が必ず蹴り倒して相手を沈めたい」と蹴りでKOしたいとする。 　愛鷹は「最近の自分の成績からするとK-1ファンはここに出てどうなのかと思わるかもしれませんが、今回の試合が終わった時には愛鷹が出てよかったという試合にします。今年34歳になりますが、まだまだ挑戦していくことを辞めなければチャレンジは終わらない。そういう姿を見せていきたい」と語った。 [nextpage] 　今回の対抗戦はTHE MATCHの時とは違い、RISEルールでRISEの採点基準で行われ、レフェリーとジャッジもRISE公式審判団が務める。そのことについて、K-1から乗り込む3選手は次のように答えている。 愛鷹「ワンキャッチありはK-1と違いますが、自分のスタイル的に細かいことを気にするタイプではないので、ぶん殴って倒すだけなので問題ない」 新美「ワンキャッチワンアタックありのRISEルールとK-1ルールは全然違うものなので、そこをしっかり練習して。ウチのジムには首相撲ニキ（佐藤嘉洋のことだと思われる）がいるので、同じように戦うのではなくルールをしっかり理解して。採点も違いますし、そこもしっかり理解したうえで戦いたいと思っています。（相手のリングに）乗り込むことも、どっちかの団体に出て戦うというのは、キックボクシングはマイナーなスポーツだと思っているので、そこがデカくなっていくのは凄くいいこと。しっかりアツい試合をして盛り上げたいと思っています」 佐々木「ワンキャッチワンアタックについて、自分はいろいろな技を使いながら試合を進めていくんですけれど、出来ることが増えることで自分がそのRISEのルールに関してどういったアート（作品）作りが出来るか楽しみに思っています」 　佐々木を迎え撃つ白鳥は「単純に嬉しかったです。再戦ではないけれどあの時は本当に悔しくて、試合したことも覚えてないくらい思い切り恥をかいた。今回THE MATCHとは違う対抗戦が決まって、選んでもらったことは感謝していますし、強さを見せつけろっていうメッセージだと思っています（佐々木と対面して）特には何も思わなかったです。強い選手なのは知っているし、ベテランの選手で全体的なバランスがいい選手。でも、何かが突出しているとか穴がない選手ではないと思う」と、THE MATCHでのK-1選手に負けた屈辱を払しょくしたいとする。 　また、K-1勢にRISEに乗り込まれることにはどんな意識があるかと聞かれると、RISEの3選手は次のように答えた。 南原「土俵がRISEの土俵なので、この部分では絶対に負けるわけにはいかない。ヘビー級なので細かい技術は軽い選手に比べるとないですが、倒す試合が必ず起こるので、キャッチも使いますが、大きい選手が倒し合う姿を見せて僕が必ず倒したいと思っています」 門口「負けられへんプレッシャーヤバいです。エグいです」 白鳥「RISEでやるので負けたら合わす顏がないので、その分プレッシャーもありますが、その分追い込まれると思っているので楽しみです」