2023年2月9日(木)東京・後楽園ホールにて、元RISE世界フェザー級王者・那須川天心(帝拳ジム)がボクシングのプロテストを受験、合格した。
スーパーフェザー級の58.0kgで計量し、実技試験では、日本バンタム級(53.5kg)タイトルマッチを控えている同級1位の南出仁(セレスジム)と3分3Rのスパーリング。1Rはやや堅さが見られディフェンス重視だったもののジャブ、左ストレートを当てる場面も。2Rはジャブの手数を増やし、避けて打つ、打って避けるといったスピードのある動き。3Rはステップを使ってよく動き、ジャブ、右フックと左ストレートのカウンターなどを披露して終えた。
スパーリングの相手を務めた南出は「ジャブと左のカウンターですね。本当に意識を断つような、そういうカウンターだと思います。速い、とにかく見えないですね。ジャブはかなり意識していたんですけれど、もらってしまったので。本当に神童なんじゃないですか」と那須川のテクニックとスピードに驚いたという。
「キックボクシングの時から僕も好きで観ていたので、スピードがとにかく速いなっていうのと、今日も試合の感覚で挑んだんですけれど。こうやって取材を受けるなって思っていたので、プロの洗礼浴びせるくらいやってやろうと思っていたんですけれど(笑)強いですね、とにかく速い」と、プロの洗礼を浴びせようと思ってスパーリングに臨んでいたことを明かした。