2023年3月10日(日本時間11日)『Bellator 292: Nurmagomedov vs. Henderson』(米国サンノゼSAPセンター・U-NEXT生配信)の追加カードが9日、発表された。
ウェルター級(5分3R)2位のマイケル・“ヴェノム”・ペイジ(英国)が、5位のゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)と対戦する。
MVPことマイケル・“ヴェノム”・ペイジは、Bellator6連勝で2022年5月に、ローガン・ストーリーと「Bellator世界ウェルター級暫定王座決定戦」を戦い、5Rスプリット判定負け。王座獲得ならず。現同級2位。
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2022年8月には素手のボクシングのベアナックル・ボクシングに参戦し、元UFCのマイク・ペリーに6R判定負けしていた。
対するゴイチ・ヤマウチは日系ブラジル人ファイター。2022年4月にライト級からウェルター級に転向し、レヴァン・チョケリに腕十字で1R一本勝ち。
2022年8月にはウェルター級ランキング5位のネイマン・グレイシーを、右アッパーでダウンを奪ってのパウンドで2R KOに下し、同級5位となった。
191cmで77.1kgのウェルター級で戦うペイジに対し、ヤマウチは178cmでもともとはフェザー級でISAOとも対戦しており、65.8kgから70.3kg、そして77.1kgに上げてきた。
ペイジは半身構えからさらに長いカウンターの左右、跳びヒザも武器としており、チョケリを極めたサブミッション、ネイマンのジャブを額で受けての右アッパーと、近い距離でのタフファイトも辞さないヤマウチはいかに自身の距離で戦うか。
2月25日にはアイルランドのダブリンにて、Bellator世界ウェルター級・正規王者ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)vs.暫定王者ローガン・ストーリー(米国)戦が組まれており、このMVP vs.ヤマウチの勝者は、同級王座挑戦に近づくことになる。
なお、同大会のメインカードでは、「Bellator世界ライト級選手権試合&ワールドGP1回戦」(5分5R)として、王者ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)vs.挑戦者ベンソン・ヘンダーソン(米国)、同じくGP1回戦 (5分5R)でトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)とアレクサンデル・シャブリー(ロシア)が対戦するほか、ヘビー級1位のワレンティン・モルダフスキー(ロシア)と2位のリントン・ヴァッセル(英国)戦も決定。
プレリムナリーでは、バンタム級でレアンドロ・イーゴ(ブラジル)vs.ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)のランキング戦、さらに、エンリケ・バルゾーラ(ペルー)vs.エリック・ペレス(メキシコ)、キャス・ベル(米国)vs.ジョシュ・ヒル(カナダ)の注目カードも組まれている。
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▼Bellatorライト級ワールドGP1回戦 5分5Rウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)ライト級王者・16勝0敗ベンソン・ヘンダーソン(米国)3位・元UFC世界ライト級王者・30勝11敗
既報通り、3月10日の『Bellator292』の開幕戦に、王者ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア・16勝0敗)が登場。自身の練習場所・AKAがある米国カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで、元UFC世界ライト級王者のベンソン・ヘンダーソン(米国・30勝11敗)を迎え撃つ。
ウスマンは、2023年11月にパトリッキーを判定で下し、Bellator5連勝で新王者となったばかり。
ヘンダーソンは2022年1月にイスラム・マメドフとの熱戦をスプリット判定で勝利。9月の前戦でピーター・クウィリーに3-0の判定勝ちで2連勝をマーク。UFCとのダブルタイトルを狙う。
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▼Bellatorライト級ワールドGP1回戦 5分5Rトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)2位・RIZINワールドWORLD GP 2019優勝者・20勝4敗アレクサンデル・シャブリー(ロシア)4位・22勝3敗
ウスマンvs.ベンヘンと同じ3月のサンノゼ大会でもうひとつの1回戦を戦うのが、トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン・20勝4敗)と、アレクサンデル・シャブリー(ロシア・22勝3敗)だ。
ムサエフは、言わずと知れた「RIZINワールドWORLD GP 2019」優勝者。コロナ禍のなか、2021年6月に1年6カ月ぶりに復帰し、ホベルト・サトシ・ソウザに三角絞めで一本負けも、2022年7月の前戦でアウトローを27秒、TKOに下し、鮮烈Bellatorデビューを飾っている。2019年のGP決勝では前Bellator王者のパトリッキー・フレイレを判定で下しており、今回のGPの台風の目となるかもしれない。
しかし、対するシャブリーも難敵だ。ACB、Fight Nights Global等、ロシア主戦場時代から強い圧力と破壊力ある打撃で、右の打撃だけでなくスイッチしての左フック、左ヒザも脅威だ。Bellatorでは2021年12月にボビー・キングを渋い塩漬けにして判定勝ち。2022年6月の前戦では元王者のブレント・プリマスを2R、右ストレートからの左フック、パウンドでTKOに下している。
コーカサスのムサエフと、ロシア西部のロストフ・ナ・ドヌ出身のシャブリーによる強豪同士の潰し合いで、準決勝に進むのは?
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Bellator 292: Nurmagomedov vs. Henderson 対戦カード
2023年3月10日(日本時間11日)米国サンノゼSAPセンター
【メインカード】
▼ウェルター級 5分3Rマイケル・“ヴェノム”・ペイジ(英国)2位・20勝2敗ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)5位・28勝5敗
▼Bellator世界ライト級選手権試合&ワールドGP1回戦 5分5Rウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)王者・16勝0敗ベンソン・ヘンダーソン(米国)3位・元UFC世界ライト級王者・30勝11敗
▼Bellatorライト級ワールドGP1回戦 5分5Rトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)2位・RIZINワールドWORLD GP 2019優勝者・20勝4敗アレクサンデル・シャブリー(ロシア)4位・22勝3敗
▼ヘビー級 5分3Rワレンティン・モルダフスキー(ロシア)1位・11勝2敗1NCリントン・ヴァッセル(英国)2位・23勝8敗
【プレリミナリー】
▼バンタム級 5分3Rレアンドロ・イーゴ(ブラジル)7位・21勝6敗ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)8位・11勝2敗
▼バンタム級 5分3Rエンリケ・バルゾーラ(ペルー)18勝7敗2分エリック・ペレス(メキシコ)20勝8敗
▼フライ級 5分3Rケリー・テイラー・メレンデス(米国)5勝0敗ブルナ・エレン(ブラジル)6勝4敗
▼バンタム級 5分3Rキャス・ベル(米国)6勝2敗ジョシュ・ヒル(カナダ)21勝5敗
▼ライト級 5分3Rイスラム・マメドフ(ロシア)22勝2敗1分シャミール・ニカエフ(ロシア)10勝0敗1NC
▼ミドル級 5分3Rハリッド・ムラタザリエフ(ロシア)15勝3敗トニー・ジョンソン(米国)9勝3敗
▼ライトヘビー級 5分3Rジュリアス・アングリカス(リトアニア)10勝3敗ドブレジャン・ヤシムラドフ(トルクメニスタン)19勝7敗1分
▼バンタム級 5分3Rボビー・ソロアーノ三世(米国)3勝0敗アルバート・ガルシア(米国)2勝0敗
▼フェザー級 5分3Rレイアード・アンダーソン(米国)3勝0敗ロジェリオ・・ルナ(米国)1勝0敗
▼ヘビー級 5分3Rウラジミール・ゴヴェア(ブラジル)1勝0敗シェーン・タッカー(米国)1勝3敗
▼ミドル級 5分3Rテオ・ハイグ(米国)1勝0敗アダム・ワムスレイ(米国)2勝2敗
▼ウェルター級 5分3Rデュプリー・ステワート(米国)0勝0敗デメトリ・ジョージアデス(米国)2勝2敗