2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.17』と、 8月18日(日)名古屋ドルフィンズアリーナで開催される『RIZIN.18』の合同公開記者会見が7月8日、都内ホテルにて行われた。
2014年2月に石渡伸太郎に挑戦表明をしていた佐々木憂流迦の5年ごしの想い、川尻達也の再起に賭ける願い、大雅を困惑させた町田光の居合いパンチ論、そしてRIZIN初出場選手たちの意気込みなど、既報のコメント以外の出場選手の発言は以下の通り。
■『RIZIN.17』2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ
▼61kg契約 5分3R元谷友貴(フリー)扇久保博正(パラエストラ松戸/修斗世界フライ級王者)
◆元谷「DEEPの元谷です……すみません、この中で特別に台本があるんですけど、ちょっと台本を忘れちゃったんで(苦笑)。7月28日は2人ともいい試合をしましょう」
◆扇久保「元谷選手は全てを賭けて戦える素晴らしい選手だと思います。2人で皆さんを感動させるような素晴らしい試合にしましょう。みなさん、会場に見にきてください。絶対に損はさせないので、よろしくお願いします」
▼61kg契約 5分3R ヒジあり石渡伸太郎(CAVE)佐々木憂流迦(フリー)
◆石渡「僕と佐々木憂流迦、どっちが強いかしっかり見てください。自分は差があると思っています」
◆佐々木(※コメント代読)「石渡選手、5年半前に言った言葉(※2014年2月に石渡がPANCRASEバンタム級王座防衛後、佐々木がリングインし、石渡に「俺の喧嘩を買ってください」と対戦をアピール)がこういう形で実現することになって、本当に心から嬉しく思っています。ポスターにあった言葉に『お前を越えなきゃ始まらない』と書いてありましたが、7月28日俺があなたを越えさせていただきます。ファンの皆様、7月28日はさいたまスーパーアリーナでお会いしましょう。憂流迦でした」
▼71kg契約 5分3R ヒジあり北岡 悟(ロータス世田谷/パンクラスイズム横浜)ジョニー・ケース(米国/MMAラボ)
◆北岡「意気込みはありますがこの場では特に言いたくありません。以上です」
試合見どころ
▼71kg契約 5分3R ヒジあり川尻達也(T-BLOOD)アリ・アブドゥルカリコフ[Ali Abdulkhalikov](ロシア/ゴールデンチーム)
◆川尻「大晦日の(北岡との)試合が情けなくて、もう終わってんな、と思ったんですけど、やっぱり往生際悪くて、諦められなくて。今年に入って、コンディショニングからウェイトトレーニングから、練習スケジュールまで全て変えて、新たな気持ちでやり始めて、お陰様でここ5年ぐらいで一番いいコンディションを保っています。当日はベストで上がれると思います。ただ、リングに上がったら最後はコンディションに関係無く、ハートの、気持ちの問題なので、ここにいる皆さんにお願いがあります。100パーセントの強い川尻達也を作れるように、試合当日、会場に来て、たくさんの声援をください。ファイターがくじけそうなとき、諦めそうなとき、最後の支えになるのがファンのみんなの声援なので、僕に勇気とパワーをください。7月28日、さいたまスーパーアリーナでお待ちしているんで、よろしくお願いします」
試合見どころ
▼女子49kg契約 5分3R ヒジありハム・ソヒ(韓国/チームMAD/ROAD FC女子アトム級王者)前澤 智(リバーサルジム立川ALPHA/DEEP JEWELSアトム級王者)
前澤コメント
ハム・ソヒコメント
▼女子63kg契約 5分3R ヒジありKINGレイナ(FIGHT CLUB 428)ステファニー・エッガー[Stephanie Egger](スイス/Buddy Gym)
KINGレイナコメント
▼RIZINキックルール 62kg契約 3分3R大雅(TRY HARD GYM)町田 光(橋本道場/WPMF世界スーパーフェザー級王者)
◆町田「皆さん、俺は居合いパンチで世界を変えられると信じてます。今回、対戦相手は大雅選手です。だけど、他の対戦カード全てと、RIZINファンの皆さん、そして全ての格闘技ファン、はたまた格闘技に興味ない人たち、その全てと僕は勝負したいと思っています。俺は居合いパンチャーだ。俺は居合いパンチを信じている、以上です!
俺の必殺技は居合いパンチです。刀を抜く動作から相手を攻撃します。この必殺技には今まで悔しかった思いとか、辛かった思いとか、すべて乗って相手に攻撃します。その全てを賭けて大雅選手にぶつけようと思います」
◆大雅「(町田のコメントが)なんか選挙みたいで(苦笑)やり辛いですけど、RIZINでまだいい仕事ができてないのに、またオファーしていただきありがとうございます。自分のなかでくすぶっているものを見せて、しっかりキックボクシングを盛り上げますので、楽しみにしてください」
7月28日の『RIZIN.17』さいたま大会は、スカパー!、Gyao! FITE TV(※海外)で生中継。地上波フジテレビでの当日中継は無く、8月3日(土)26:00~27:30に同局の関東ローカルでの放送が予定されている。
■『RIZIN.18』2019年8月18日(日)名古屋ドルフィンズアリーナ
▼メインイベント 61kg契約 5分3R ヒジあり堀口恭司(アメリカン・トップ・チーム/RIZIN&Bellator世界バンタム級王者)朝倉 海(トライフォース赤坂)
堀口コメント
朝倉コメント
▼61kg契約 5分3R ヒジありマネル・ケイプ(アンゴラ/AKAタイランド))水垣偉弥(Sonic Squad)
水垣コメント
ケイプコメント
▼女子49kg契約 5分3R ヒジあり浅倉カンナ(パラエストラ松戸)アリーシャ・ザペテラ[Alesha Zappitella](米国/SCORPION FIGHTING SYSTEM)
浅倉コメント
▼59kg契約 5分3R ヒジあり征矢 貴(パラエストラ松戸)村元友太郎(ALIVE)
◆征矢「6月の神戸に続き、この短期間で呼んでいただき感謝しています。8月18日、名古屋で、前回KO勝ちした試合を上回る試合にしたいと思うので応援よろしくお願いします」
◆村元「8月18日の名古屋大会に出場させていただきます。名古屋にジム(ALIVE)があり、地元ということでたくさんの応援団を集めて、強敵ではある征矢選手をしっかり倒したいと思います。今回、DEEP対修斗という構図なので、しっかりDEEP代表として完全決着で、スピーディーな軽量級ならではの戦いを見せたいと思います。お楽しみにしてください。格闘技が盛り上がっている、このタイミングで地元の名古屋で試合ができるので、これから格闘技を始めたい若い子たちや、名古屋や東海地区の子供たちに夢や希望、格闘技の楽しさを伝えたいと思います」
▼71kg契約 5分3R ヒジあり上迫博仁(チームクラウド/和術慧舟會HEARTS)イーブス・ランドゥー [Yves Landu](フランス/スネーク・チーム)
◆上迫「RIZINライト級の新しい風となりたいです。(RIZINは)サッカーボール(キック)ありですよね? 楽しみにしていてください。誰が見てもわかりやすい試合をします、勝っても負けても。もちろん勝ちたいですけど」
◆ランドゥ「RIZINのグランプリ参戦候補に選ばれた事を嬉しく思う。このトーナメントには世界のトップどころが間違いなく参戦してくるだろう。査定マッチには日本でも指折りの強豪が当てられた。自分が本戦に参戦する為の実力を証明するにはもってこいの相手だ。いずれ決勝でピットブルと戦えると考えただけで興奮で震えてくるよ。世界一の称号を手に入れる事はファイターとして何よりの達成感だと思う。俺は堀口の偉業に続きたい」
▼RIZIN キックボクシングルール 67.0kg契約 3分3R渡部太基(TEAM TEPPEN)Hideki(ボリビア/RISE/team Gloria)
渡部太基(TEAM TEPPEN)と戦う予定だったケビン・ロス(米国)が練習中に拳を痛め欠場。67kg契約でHideki(ボリビア/RISE/team Gloria)が渡部と対戦する。
◆Hideki(※コメント発表)「初めまして、今回RISEから参戦させていただく事になったHidekiです!!世間に自分の名前を知ってもらえるのにもってこいの舞台なのでおもいっきり暴れたいです!そしてRISEらしいアグレッシブでお客さんのハートを掴むような試合をしたい!相手の渡部選手は激闘王で良い試合になります。そこで絶対に勝ちます!!」
Hidekiは17年1月のRISEで裕樹の持つRISEスーパーライト級王座に挑戦予定だったが、前日計量クリア後にインフルエンザを発症して欠場。RISEから「無期限の公式戦出場停止」処分を受けていた。その後、地元の「ALL BOX WORLD」などで試合を行い、今回はRISEの推薦により、RIZIN初参戦となる。
【出場予定選手】
◆祖根寿麻(ZOOMER)
「対戦相手はまだ決まってないですけど、なんか、SNSで『RIZINは弱くても出れるの?』ってコメントが来てて……(前列の元谷に)去年、負けてる俺、弱かった?(元谷は『まあ、まあまあ』と回答)まあ、ていう感じなんですけど、ここにいるのが僕の正解だと思うので、もっと叩いてください。面白いこと言うんで。よろしくお願いします」
◆浜崎朱加(AACC)※会見は欠席
※名古屋大会に出場予定だったマルキーニョスことマルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル)は怪我で欠場。
なお、榊原信行RIZIN CEOは会見後の囲み取材で、「堀口の相手にビクター・ヘンリー(※3月に元谷友貴を判定で破り、DEEPバンタム級王者に)という声もあったけど、(那須川)天心戦の前に、(堀口と)一緒にトレーニングしたヘンリーは、今ここでノンタイトル戦ではふさわしくないと判断しました。ビクターは早ければ8月の名古屋大会に参戦してくる可能性は十分にあります」と話した。