6月2日の「RIZIN.16」でマーティン・ブランコを一蹴した那須川 (C)RIZIN FF
2019年7月8日(月)都内ホテルにて『RIZIN.17』(7月28日・さいたまスーパーアリーナ)と『RIZIN.18』(8月18日・ドルフィンズアリーナ)の記者会見が行われた。
会見終了後、榊原信行RIZIN CEOが囲み取材を受け、RISE&ISKA世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)の次回RIZINでの試合について言及した。
6月22日には亀田興毅と対戦した那須川
榊原CEOは『RIZIN.17』で町田光(橋本道場)とのキックボクシングルールでの対戦が決まった大雅(TRY HARD GYM)について、「本人が常に試合を求めている。まだ若いですし、圧倒的に試合数をこなすべき年齢だと僕は思う。本人としては4月に負けた後にタイでトレーニングもしています。町田選手は強いですが、勝たせるような、一方的なマッチメイクでは意味がないので、こちらが出せるものを提供してあげたいと思っています。持っているものは素晴らしいものがあると思うので、時間が空くよりは、ぜひチャレンジしたいという思いが彼には常にある。全選手の要望には応えられませんが、彼の意向に7月は合った」と、大雅にチャンスを与えたいという。
その中で「(大雅に)存在感を示して欲しい。天心がこれからも上がってくる中で、誰がやるんだというテーマに、57~60kgのカテゴリで言うと大雅しかいない。じゃあ大晦日に向けて、天心にどういうテーマで提案・提供して、ファンにとってもどういう期待を持ってもらえるか、大雅も結果を出してくれればその先がある。いろんな可能性を見据えながらチャンスをモノにして欲しい」と、那須川の前に立ちはだかるライバルになって欲しいとの期待を大雅に寄せた。
那須川のRIZIN参戦については「ちょっと休ませてあげたいな、と僕なんかは思いますね」と、連戦中の那須川を気遣う。
「7月と8月はRIZINでは試合を組まないので、(7月21日、RISEでの)スアキム戦を受けて、トーナメントの結果を受けて、どういうテーマで大晦日にモチベーションを持ってやってもらえる相手を用意するか。スキーム、フォーマットの知恵を絞りたいと思っています」と、那須川の次のRIZIN参戦は大晦日を予定しており、その対戦相手選びは難航するだろうと語った。