2023年1月27日(金・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアムにて開催された『ラジャダムナン・KNOCK OUT』に中学3年生のフウガ・BOMスポーツジム(=小野寺楓珂/BOMスポーツジム八戸)が出場、66.0kg契約でKHALIL SASIPRAPA(モロッコ)と対戦し右ハイキックでのKO勝ちという衝撃的なラジャダムナンデビューを果たした。
フウガは地元・青森で小学1年から空手を始め、中学1年の時には国際武道空手連盟全国大会で優勝。昨年9月からムエタイに転向し、吉成名高、士門を育てたエイワスポーツジム・中川夏生会長がかなりの期待を寄せている選手だという(BOMスポーツジムはエイワスポーツジムの系列ジム)。
今回がムエタイ初試合のフウガだったが、特に緊張も見られず序盤からキレのある左ミドル、前蹴りで突き放す。パンチを振り回すKHALILを首相撲で捕らえると優位に立ち、ヒザ蹴りで早速ダウンを奪う。一気に勝負に出たフウガはパンチ連打で追い込んだところで1R終了。
2R、アグレッシブに前に出るKHALILに、フウガは左ミドルを突き刺してヒザ蹴り連打。ガードの下がったKHALILに右ハイをクリーンヒットさせてリングに沈めた。
タイデビュー戦でKO勝ちしたフウガは2日前のラジャダムナンスタジアムで2RKO勝利を収めた士門・P.Kセンチャイジムに憧れており、「目標は士門先輩のようにタイでも結果を残し、将来は世界チャンピオンになりたい」と夢を語っている。