2019年8月18日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される『RIZIN.18』のカードが7月8日(月)都内ホテルにて行われた記者会見で発表された。
6月14日(日本時間15日)に、米国マディソン・スクエア・ガーデンでBellator世界バンタム級王座を奪取し、RIZIN世界バンタム級王座と併せて2団体同時王者となった堀口恭司(アメリカントップチーム)の相手が地元出身の朝倉海(トライフォース赤坂)に決定。61.0kg契約5分3Rで対戦する。 昨年大みそかのRIZINと2019年6月のBellatorで2度、ダリオン・コールドウェルを下し、8月の愛知大会出場が先に発表されていた堀口は、YouTubeの動画で「まだ対戦相手はきまってないですけど、堀口恭司と戦いたいって言う選手、ぜひ名乗りをあげてください」と、敵無しの状態のなか、対戦相手を募集していた。
朝倉海は、初代THE OUTSIDER 55-60kg級王者。実兄の朝倉未来とともに愛知県豊橋市から上京し、RIZINでは才賀紀左衛門をTKO、マネル・ケイプ、トップノイ・タイガームエタイ、ムン・ジェフンにいずれも判定勝利で4戦無敗。MMA12勝1敗のうち唯一の黒星の相手であるジェフンにもリヴェンジを果たしている。2018年12月31日のジェフン戦以来、8カ月半ぶりの試合。
当初、4月の『RIZIN.15』横浜大会で佐々木憂流迦との対戦が決まっていたが、佐々木が内臓疾患によるドクターストップで欠場。代わってジャスティン・スコッギンスが海と対戦することが発表されたが、今度はスコッギンスが練習中の怪我で「半月板損傷及び靭帯部分断裂」。ドクターストップによる欠場で、試合が中止となっていた。
その後、6月の『RIZIN.16』神戸大会に出場予定だった朝倉だが、練習中に負傷し「眼窩底骨折」と診断されたためドクターストップ。全治2カ月と診断されていた。また6月29日には自身のSNSにて「名古屋なら俺がやりたい」と堀口の対戦相手に名乗りをあげており、今回実現に至った。
会見に出席した朝倉は「対戦が決まって光栄に思います。Twitterで表明した時にたくさんのコメントをいただいたんですが、お前じゃまだ早いよ、勝てないよって声が多かった。実績を比べたらそう言われてもしょうがないと思いますが、俺はRIZINに出た時から世界のトップになることを目標にしているので、目の前にチャンスがあるならやらせてくれと言いました。全然勝てるチャンスはあるし、地元のたくさんの応援団の前で負けるわけにはいかないので、全てを懸けて倒しに行きます。皆さんも思うことはたくさんあると思いますが、試合で証明するので俺の戦いを見に来てください」と、大番狂わせを誓った。(堀口は会見を欠席)▼RIZIN MMAルール 61.0kg契約 5分3R ※ヒジあり堀口恭司(アメリカン・トップチーム/Bellator&RIZIN世界バンタム級王者)朝倉 海(トライフォース赤坂)