サウスポースタイルから左ミドルを蹴る田丸。ミットを持つのはHIROYA(C)RISE
2023年1月28日(土)東京・後楽園ホール『RISE 164』にて、SuperFight! -53kg契約3分3R延長1Rでクンスックノーイ・ブームデックシーン(タイ/Boomdeksean)と対戦するRISEフライ級王者・田丸辰(TRY HARD GYM)が公開練習を行った。
ミットを持つHIROYAは受けるだけでなく攻撃も出し、それをディフェンスしながら左ストレート、左ミドル、左三日月蹴り、左ローを返していく田丸。ミドルキックを多用するムエタイに対して、しっかり蹴りを返していく対策のように見えた。以下、公開練習後の質疑応答。
――雰囲気がちょっと明るくなった感じがしますけどどうですか?
「あんまり意識してないですけど明るくなってるかもしれないですね(笑)」
――それはやっぱりチャンピオンに返り咲いた、2つ目のベルトを獲ったっていうのは大きいですか?
「それもあると思いますし何か分からないですけど最近楽しいです」
――気持ちの良い新年を迎えることができたんじゃないですか?
「でも試合が決まってたのでずっと練習してて、年末年始っぽいことはあまり出来なかったんですけど、でも今年勝負だと思ってワクワクしてます」
――2023年の誓いをもう立てているんですか?
「特に決めてないですけどたくさん試合したいなと思ってます」
――新春一発目の試合はタイ人との対戦になりましたけど、タイ人選手と戦うのは何回目ですか?
「僕アマチュアを含めて日本人以外と試合したことなくて、人生で初めてなので楽しみです」
「タイ行ったことはあるんですけど試合はしたことないので、どんな感じになるのかなって思ってます」
――現地で練習はしたことある?
「練習はあります」
――タイに行ったのは何歳ぐらいですか?
「プロデビューしてちょっとぐらいの時に2回行ってます」
――その2回で感じたタイ人の感触ってどんな感じだったんですか?
「ちょっとリズムが違うなって思ったんですけど、めちゃ強いタイ人とかじゃないと思うので、あまり参考にはならないかなって感じですね」
――今回対戦相手がクンスックノーイと聞いて、試合映像も見たと思うんですがどんな印象を持ちました?
「上手いなっていうのと、あまりRISEルール向きのファイターじゃないから余裕かなって思いました」
――RISEの軽量級ではこの試合がvs世界進出の第一弾という感じもあると思うんですけど、その辺はどうですか?
「あまりRISE代表として、みたいな感じの意識はなくて。自分自身がどこまで行けるかっていうのを今年試したいなって思ってます」
――そのどこまで行けるかっていうのはまだ天井が見えていない感じですか?
「そもそも天井が誰なのかっていうのが分かんないんで、用意された相手、自分が負けるんじゃないかって思われてるような相手をどんどん倒していきたいなって。そうしたら気づいたら自分が天井になってるかなって思ってます」
――クンスックノーイは試合映像を見る限り、相手が攻めてきた時の際を攻撃するのが上手いように見えたんですが田丸選手的にはどうですか?
「本当にテクニックだったりとかロープ際の技術がすごい上手いなって思ってるんですけど、技術には自分も自信があるので。そこのぶつかり合いでどんな展開になるのかなっていうのは自分自身本当に楽しみです」
――高度なフェイント合戦が繰り広げられるんですかね?
「フェイントだったりとか駆け引きも色々あると思うし、新しいスタイルをちょっと試してみようかなって思ってます」
――その新しいスタイルって取っ掛かりだけでも教えていただけますか?
「今までは自分の距離でずっと戦う、一つの距離で戦うことを意識してたんですけど、そこだけじゃなくて例えば近い距離だったりとかめっちゃ遠い距離から急に入ったりとかいろんな距離で戦ってみたいなって感じですね」
――クンスックノーイは距離の取り方もかなり上手いタイ人だと思いますけど距離の取り方でも負けない試合になりますか?
「そこを試していきたいですね、どうなのかっていうのを」
――3Rもしくは延長も使って戦い切る一戦になりますか? それとも途中で終わるって試合になりますか?
「相手次第だと思いますね。僕は今回倒そうと思ってるんで色々試しつつ、途中で相手が倒れちゃったほうがいいかなと思ってます」
――TRY HARD GYMが移転して大きくなりましたが練習環境的にはどうですか?
「本当にここまでの環境が揃ってるジムってなかなかないと思いますし、すごい良い環境で練習もジムが変わったっていうのもあってやっぱり楽しいとかワクワクしてるっていうのがあると思うんで、この最高の環境が揃っている中でしっかり結果を残していきたいなって思ってます」
――前のTRY HARD GYMと比べて広さだけでもだいぶ違うんですよね。
「もうめっちゃデカいし、何よりリングが広いんで実戦向きな練習ができてるかなって思ってます」
――フルサイズのリングですか?
「多分試合のリングよりはちょっと小さいですけど、全然これでも練習になってますね」
――今もミットを持ってたHIROYA代表はタイでの生活経験も長い方ですけど、HIROYAさんからもアドバイスはたくさんあるんですか?
「前回の数島選手とのタイトルマッチもそうなんですけど、ずっとHIROYAさんとマンツーマンでミットだったり対策とかやってるので、今回もHIROYAさんにミットを持ってもらったり対策とかもずっとやってもらってます」
――現時点で調整はバッチリって感じですね。
「そうですね、もう対策も出来てますし、自分自身が試合当日どんな動きになるのかっていうのも楽しみですね」
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願い致します。
「今回の試合は日本人以外のタイ人との試合で僕人生初なので、試合中楽しんで自分がどんな動きをして勝つのか楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします」