▼126ポンド(フェザー級=57.15kg)契約 3分5R×ペッセンコン・ヤイシャイシーフード(タイ)KO 2R〇士門・P.Kセンチャイジム(=吉成士門/P.Kセンチャイジム)
2023年1月25日(水・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアムで開催された『スック・パランマイ』にWPMFインターナショナルスーパーバンタム級王者の士門・P.Kセンチャイジム(P.Kセンチャイジム)が出場した。
現在高校3年生の吉成士門こと士門はこれまでにWPMF王座のほか、WMC日本フライ級王座、WMCインターコンチネンタルバンタム級王座を獲得し、10戦10勝無敗をキープ。従兄弟の吉成名高が獲得しているラジャダムナンスタジアム王座を目指し、昨年10月にも同スタジアムに上がり、強豪シッラーガン・ランナーホームステイを3RTKOで下した。
今回の相手ペッセンコン・ヤイシャイシーフード(タイ)はラジャダムナンスタジアムを主戦場にする長身のムエカオ(首相撲と膝を得意とするファイター)でかなりの強豪だという。
【写真】12月に行われたROAD TO ONE Japanムエタイ フェザー級トーナメント1回戦でもKO勝ちしている士門 1R、まずは士門が軽い左ミドルで先制。その後は右ローを蹴っていく。士門の左右ミドルにペッセンコンも左ミドルを蹴り返す。ペッセンコンが左前蹴りを蹴ると、士門は「低い」とローブローをアピールするが、なんとペッセンコンはすかさず同じ場所へ前蹴りを放つ。ニヤリとした士門は右ロー。両者とも様子見のラウンドとなった。
2Rが始まってすぐ、左ミドルハイを蹴る士門にペッセンコンは右ミドルを蹴り返し、士門はしっかりスネブロック。再び右ミドルハイを放つ士門に今度はペッセンコンが左ミドルを蹴り返すが、これも士門はスウェーでかわす。続いて、スピードのある右ミドルを蹴った士門はペッセンコンが左ミドルを蹴り返して来るのを予測していたように左フック一閃。
この一発でダウンしたペッセンコンは頭部をマットに打ち付けてダウン。即座にレフェリーがストップするほどの強烈なダウンでのKOとなった。
ラジャでの試合で2連続KO勝ちとなった士門は、4月9日(日)東京・大田区総合体育館で開催される『ROAD TO ONE & Shimizu Presents BOM-OUROBOROS 2023-』にてフェザー級トーナメメント決勝戦、馬渡亮太(治政館)との対戦が決定している。
また、1月27日(金・現地時間)同スタジアムにて開催される『ラジャダムナン・KNOCK OUT』には中学3年生のフウガ・BOMスポーツジム(=小野寺楓珂/BOMスポーツジム八戸)が出場。フウガはエイワスポーツジムの中川夏生会長が大きな期待を寄せている選手だという。名高、士門に続くムエタイ戦士となるか。66.0kg契約でKHALIL SASIPRAPA(モロッコ)と対戦する。