勝次(左)がNKBの高橋を迎え撃つ(C)NO KICK NO LIFE
2023年2月11日(土・祝)東京・大田区総合体育館『NO KICK NO LIFE』の追加対戦カードが発表された。
62.5kg契約3分5Rで、勝次(藤本ジム)と高橋聖人(真門ジム)が対戦。
勝次は2003年にプロデビューし、2015年にキャリア12年目にして新日本キックボクシング協会の日本ライト級王座に就いた。2017年にKNOCK OUT初代ライト級トーナメントへ参戦すると、1回戦の不可思戦、準決勝の前口太尊戦といずれも倒し倒されの大激闘を演じて一気に名を挙げ、決勝では森井洋介に敗れるも大きなインパクトを残した。2019年10月には悲願であったWKBA世界王座をTKO勝ちで獲得。2022年5月の『NO KICK NO LIFE』で橋本悟にTKO勝ちも、7月に羅向に初回KO負けを喫した。戦績は43勝(18KO)17敗7分。
高橋は2018年6月にNKBフェザー級王座を奪取。現在はライト級に階級を上げている。RIZIN、KNOCK OUTなど様々な団体に出場し、2022年は1月のNKNLでドロー。今回は約1年1カ月ぶりの試合となる。戦績は18勝(5KO)3敗3分。
ミドル級3分3Rでは、HOOSTCUP EXミドル級王者の小原俊之(キング・ムエ)が髙木覚清(RIKIX)と対戦。小原は13勝(8KO)11敗1分、髙木は10勝(3KO)5敗1分の戦績。
そしてバンタム級2分3Rで、高橋アリス(チームプラスアルファ)vs.Melty輝(team AKATSUKI)の女子マッチも決定。
高橋は日本人の父とイスラエル人の母を持つハーフで、4歳から伊原道場で練習を積み、2019年3月にプロデビュー戦を勝利で飾った「ミスセブンティーン2018」の美少女モデル。9月のプロ2戦目でERIKOに判定負けを喫し、2020年10月の上野hippo宣子戦では身長170cmの長い脚から繰り出すミドルキック、ヒザ蹴りでプロ2勝目をあげた。しかし、2021年4月の武内紗耶香戦は判定負け、2022年3月のNA☆NA戦でも判定で敗れ2勝3敗に。その後、15年間所属した伊原道場から離れ、フリーとなっての初戦はMickeyにダウンを奪われて敗れた。今回から新チームとなり、リングネームもアリスから高橋アリスとした。戦績は2勝4敗。
Melty輝は『ザ・ノンフィクション』や『月曜から夜更かし』に出演、あのフェフ姉さんと2度対戦して2度とも勝利した“最強キャバ嬢”(現在はキャバ嬢を引退してホワイトニングサロンを経営)として話題となった女子選手。アマチュアキック2021年度全日本選手権大会優勝、SMASHERSチャンピオンシップ2022女子52kg級優勝とアマチュアの成績を持つ。プロでは1勝5敗2分と厳しい位置に立たされている。
共に勝利が欲しい女子キックボクサーによるサバイバルマッチとなった。