(C)Bellator
現Bellator世界ライトヘビー級王者のワジム・ネムコフ(ロシア)とBellatorが、複数年の独占契約に合意したことを24日、Bellatorが発表した。
元世界サンボ選手権4度王者のネムコフは、2013年にMMAデビュー後4戦4勝でRIZINに参戦。現在UFC王座を返上中の イリー・プロハースカらと激闘を繰り広げ、2017年8月からBellatorに参戦し、現ヘビー級王者のライアン・ベイダーにも勝利するなど8連勝中(1NC)。
2022年11月のBellatorライトヘビー級ワールドGP決勝では、初戦でノーコンテスト(偶発的なバッティング)だったコーリー・アンダーソンと再戦し、判定勝ち。3度目の王座防衛に成功するとともにGP優勝を果たしている。
師であるエメリヤーエンコ・ヒョードルが2月4日(日本時間5日)の『Bellator 290: Bader vs. Emelianenko 2』で引退試合(ベイダーとの再戦)を迎えるなか、同日のヨエル・ロメロ戦がキャンセルされ、その動向に注目が集まっていたネムコフだが、Bellatorで皇帝を継いでヒョードル軍団を率いることになる。
スコット・コーカー代表は、「ワジム・ネムコフもまた、Bellatorのロースターに将来にわたって在籍させたいと考えていたアスリートです。彼は、私たちがMMAの中で最も強いと感じる階級の一つで、大きな役割を担っています。ライトヘビー級トーナメントでは、205ポンドで世界トップの才能があることが証明され、その部門をリードし続ける才能あるファイターを保持できることを誇りに思います。2023年以降、エキサイティングな対戦でワジムに会えることを楽しみにしています」とのコメントを発表している。