WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者・北野(左)は初来日のウーと対戦
2019年7月25日(木)東京・後楽園ホールで開催される『LETHWEI IN JAPAN 13 ~初志貫徹~』。ミャンマーの伝統格闘技であるラウェイの日本大会も13回目を迎えた。
ラウェイはグローブを着用せず拳にバンテージのみを巻き、パンチ、キック、ヒジ打ち、ヒザ蹴りはもちろん、頭突きや投げ技、故意でなければ金的への打撃でのKOもありという“地上で最も過激な格闘技”。
今回、この過激格闘技にキックボクシング界から現役のWBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者である北野克樹(誠至会)が初参戦。
北野は蹴り技を得意とし、2018年1月にWBC王座を獲得。2017年2月から6連勝を飾っていたが、2018年10月の『KNOCK OUT』で水落洋祐に判定で敗れた。4月のBOMではWBCムエタイ日本スーパーライト級王座の防衛戦に臨み、3冠王の実方拓海(TSK japan)を破って防衛に成功している。また、6月の『火の国格闘伝説 LEGEND 9』ではICO認定インターコンチネンタルスーパーライト級王座も獲得した。
「ラウェイ初参戦、不安半分、自信半分。やるかやられるか、腹くくって倒しにいきます!」と覚悟を決めている。
対戦相手のトゥン・ナイン・ウー(ミャンマー)は「初めて日本で戦うことは自分にとってとても良い経験になると思います。日本へ行っても僕が出来ることはミャンマー人としての誇りを持ち思い切りラウェイすることです。相手の選手は日本のムエタイ王者でとても尊敬します。WBCチャンピオンを倒してミャンマーの家族や仲間に喜んでもらえるよう真正面から挑みます」と、礼儀正しいコメントを寄せている。
一治(左)vsサンタナ
レベルスで活躍したピラオ・サンタナ(ブラジル/チーム・サンタナ)を迎え撃つPRO-KARATEDO連盟日本フェザー級達人王者・一治(日本・道場373)は、「ラウェイ初参戦ですが素手での闘いではまだ負けたことがありません。その経験を活かして闘いたいと思います」と強気なコメント。
嶋田vs西澤
RISEスーパーフェザー級16位・嶋田将典(Stay Gold)も初参戦。同じくキックボクサーの西澤拓矢(SHIROI DREAM BOX)と対戦する。嶋田は7勝(3KO)13敗1分の戦績で、過去6試合の内4試合は勝っても負けても1R決着。6月14日のRISEでは平塚大士に判定負けを喫している。
嶋田は「初のラウェイ参戦。ワクワクしているし他とは違うルールの中でインパクト残して倒して勝ちます。地上最も過激な格闘技ってことで楽しみだし色々試してみたいです」、西澤は「僕のような無名選手に出場のチャンスを下さったラウェイ関係者の皆様に深く感謝申し上げます。対戦相手の嶋田選手は僕に比べて格上選手ですが胸を借りるつもりで全力で挑みます。そしてラウェイで結果を残しプロレスラーになりたいと思います。熱い試合をしますので応援よろしくお願いします」と、それぞれ激闘を誓っている。