抜群の攻撃力を誇る横山がムエタイのベテランテクニシャンと対戦(C)K-1
2023年2月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.146』の第1弾対戦カード発表会見が、1月17日(火)都内にて行われた。
スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで横山朋哉(リーブルロア)がペットサムイ・シムラ(タイ/志村道場)と対戦。
横山はK-1甲子園2017 -60kg準優勝の実績があり、2018年6月からK-1 JAPAN GROUPの大会に出場。「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では優勝候補と目されるも、2022年1月の決勝で中島千博に敗れ戴冠ならず。6月に石田勝希から合計3度のダウンを奪う判定勝ちで再起を飾ると9月の「 K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」に出場。1回戦でスタウロス・エグザコスティディスを左ハイでマットに沈めて見せたが、準決勝で朝久裕貴にKO負け。戦績は13勝(7KO)4敗。
ペットサムイはエークピカートから改名。2013年3月に初来日し、石井宏樹が保持していたラジャダムナンスタジアムのスーパー・ライト級王座に挑戦。強烈なヒジ打ちで石井をマットに沈めて、同王座を手に入れた。頑丈な肉体とパンチ・ヒジ打ちで前に出る好戦的なスタイルで186勝(43KO)42敗6分の戦績を誇る。2022年12月にK-1初出場したが、与座優貴に大差の判定負けを喫した。
今回はライト級から階級を下げてスーパー・フェザー級で戦うペットサムイだが、中村拓己K-1プロデューサー曰く「前回ぽペットサムイ選手は久々の試合だったのでライト級でしたが、本来はスーパー・フェザー級がベストウエイトということで、今回は階級を落としての再登場となる」とのこと。横山にとってはスタウロス戦に続いて海外の強豪に挑む図式となった。
「9月にK-1の世界(王座決定)トーナメントで負けて復帰戦になるんですけど、ここでもう一回インパクトを残して、また一から這い上がっていこうと思っています」と2023年初戦に意気込む横山。「毎回強い外国人選手で困ってます」と言いつつも「倒したら美味しい選手。これで倒すことによってライト級でも通用できる選手になれるかもしれないし、スーパー・フェザー級でもまた一個上に上がることができると思っているんで、対戦相手には本当に感謝してます」と、実績あるタイ人との対戦は望むところといった様子だった。
目標は昨年手にすることができなかったベルトを獲ること。「ベルトを狙いつつ名前のある選手を倒していって、実力で這い上がっていこうかなと思っています」と、歴戦の勇者であるペットサムイを倒し、タイトル戦線浮上を目論む。