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【K-1】京太郎と石井慧が激突、石井「僕の人生で一番の試合になるんじゃないかな」京太郎は空手vs.柔道を打ち出す

2023/01/13 18:01
 2023年3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~』の第1弾対戦カード発表記者会見が、1月13日(金) 都内にて行われた。  スーパーヘビー級3分3R延長1Rで、京太郎(チーム未完)と石井慧(クロアチア/チーム・クロコップ)がついに決定。  京太郎は2006年5月にJ-NETWORKでキックボクサーとしてプロデビュー。2008年4月にK-1初出場、6月にはK-1 JAPAN GPで準優勝。2009年3月、第2代K-1ヘビー級王者決定トーナメントでメルヴィン・マヌーフ、グーカン・サキを破り日本人初のK-1ヘビー級王座に就くと、2010年4月の初防衛戦ではピーター・アーツをKOした。K-1活動休止後はボクシングに転向し、2013年7月に56年ぶりに復活した日本ヘビー級王座に就いたほか、日本人初のWBC世界ヘビー級ランキング入り、2017年1月にはOPBF東洋太平洋ヘビー級王座を獲得。同年5月にはWBOアジア太平洋ヘビー級王座も獲得した。  2020年11月にK-1への復帰を発表し、2021年3月に実方宏介をKO。しかし、復帰2戦目となった9月大会ではシナ・カリミアンに惜敗。2022年4月の「K-1無差別級トーナメント」では準決勝でムハマード・サッタリに判定で敗れた。戦績は19勝(10KO)6敗。  石井は北京オリンピック柔道男子100kg超級金メダリストで、MMA戦績26勝13敗1分。第5代HEAT総合ルールヘビー級王者。2021年9月のK-1に電撃参戦すると、初のK-1ルールで愛鷹亮と延長戦にもつれ込む接戦の末に判定勝ち。12月大会にも参戦してRUIから判定勝ちを収め、2022年4月は「K-1無差別級トーナメント」に臨んで1回戦で実方宏介をKOするも負傷でトーナメントを棄権した。その後、クロアチアでMMA1勝、日本ではボクシングで1勝1敗。  中村拓己K-1プロデューサーは「K-1は重量級の戦いから始まったイベント。日本人トップ選手同士の試合をお見せしたいと思って決めた」とマッチメイクした理由を話した。  会見に出席した石井は「この度はチャンスを与えていただきありがとうございます。次の試合で京太郎選手と戦うということで、おそらくお互いK-1では区切りになる試合だと思うので勝敗を卓越した試合が出来ればなと思っています」と“区切り”との言葉を口にする。  京太郎は「1年ぶりの試合なので身体をしっかり動かして試合をしなければいけないんですけれど、あそこまで髭が長い人を初めて見たので、髭を殴れば何ポイントかもらえるようなシステムがあればなと一瞬思って対峙してみました。でも、この2人が歩んできた道は周りの人に分かるか分からないか分からないですけれど、応援してくれる人って言うより2人が分かればいい試合だと思うので、そこだけ感じ取ってもらえればと思います」と、2人の歩んできた歴史を感じて欲しいという。  互いの印象を聞かれると、石井は「京太郎選手は同級生で僕よりも前からずっと旧K-1に出ていて、そうそうたる選手とやっていますし、ボクシングでも結果を残している選手で勝手に一方的な思い入れがある選手でもあって。そういう選手と出来ることは嬉しいですし、僕の人生で一番の試合になるんじゃないかなと思います」と、思い入れがある相手だとする。  京太郎は「よくこのリングに上がって来てくれたなって気がします。僕なら絶対に総合のリングに上がりたくないし、柔道なんて怖くて出来ないですけれど。僕のバックボーンは空手だったんですけれど、石井選手はオリンピック金メダリストなので比較は出来ないですけれど、僕としては空手vs.柔道。昔のK-1でも異種格闘技ってよくあったんですけれど、比較と言うのが。最近は立ち技同士が多いので比較できないですけれど、僕が勝手に空手vs.柔道だと思ってやれたらちょっと面白いのかなと思って。それは楽しみな気がします」と、この試合は空手vs.柔道だというテーマを打ち出しキンキラキンのスーツを脱ぐと、空手衣姿となった。  これに石井は「僕も柔道衣を持ってきたらよかったなと思って」と笑い、「2人にとっての区切りになる試合になると思うので、結果を卓越した試合になるように頑張ります」と意気込み。京太郎も「LINEで伝えておけばよかった。この2人がやることは僕らの中で意味があるので、それを体現できるようにしっかり身体を作ってきます」とした。  また、石井は「僕たちの試合が次の若い重量級の選手につながって、K-1が盛り上がっていけばいいなと思っています」と言い、京太郎は「僕はあまり自分が一番がいいので下の世代は分からないですけれど、K-1が今まで盛り上がってきましたが日本の格闘技は波があるので。僕らもそうだし、若い子たちが目立つのもそうだし、盛り上げるって気がないと絶対に下がって来るので、それが見えてくる時もあるのでそういう危機感を持ってやってもらえたらなと思います」と、後進へのメッセージも送った。
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