2022年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』に出場する全選手の個別インタビューが、29日（木）都内にて行われた。

「RIZIN vs. Bellator 全面対抗戦」の先鋒戦ライト級5分3Rで武田光司（BRAVE）と対戦するガジ・ラバダノフ（ロシア）がインタビューに答えた。

どの対戦相手だからどうというのはない

━━現在の心境は？

「とても気分がいいです。少し前に来日して、日本時間に合わせることができ、体調も万全です。日本は初めてです。とても気に入りました」

━━今回の試合に向けてどこで練習をしてきた？

「時差を克服するため、試合20日前にタイのタイガームエタイで調整したので問題ありません」

━━対戦相手の武田選手の印象は？

「対戦相手がどの国の誰でも大きな差はありません。どんな対戦相手とでも戦う用意ができている。どの対戦相手だからどうというのはありません」

━━ご自身が今回、Bellator代表で対抗戦に選ばれたことをどう思っている？

「選んでくれたBellatorが、自分に期待を持ってくれていることが光栄。きっちりと結果を出したいと思っています」

━━どんな試合展開になりそう？

「妥協のない戦いを展開します。血も流れるでしょう。しかし早めにケリをつけたいと思っています」

━━もともとはハビブ・ヌルマゴメドフのお父さん（アブドゥルマナプ・ヌルマゴメフ）に格闘技を教わっていたそうだが、どういうきっかけで？

「幼い頃、まだ学校に入ったばかりの頃にコンバットサンボをまず始めました。この学校（Manapov school）でずっと鍛錬してきました。実際この学校、クラブをいまでも代表して戦っています」

【写真】ハビブ・ヌルマゴメドフとともにセコンドにつくザイード・イザガクマエフ（左）。11月のONEで青木真也にTKO勝ちしている。

━━その学校でハビブさんのお父さんが指導していたということ？

「この学校を創設したのが、ハビブの父。その学校のなかでメイントレーナーとしてお父さんがメインで指導していました」

━━始めたのは？

「16歳とか17歳です」

━━なぜ始めたのでしょうか。

「コンバットサンボが一番自分たちの国にとって近いスポーツで人気もあり、厳しいスポーツ。MMAに一番近い、打撃もグラウンドの戦いも含まれる、そういう要素もあることから始めました。20歳を過ぎてからはっきり自覚して、プロMMAの選手になることを決めていました。MMAを極めるのも大切だし、MMAをやって優勝すれば金銭的に稼ぐことも可能です」

━━ハビブがコーナーにいる意味は？

「ハビブは非常にこのスポーツをよく知っているし、大きなサポートとなります。必要な時に彼から助言を受けることができる、これは私にとっては大変なサポートです」

━━今回セコンドにハビブとともにイザガクマエフ選手もいる。彼は武田選手と練習している青木選手を倒している。その点でも彼と一緒は心強いか？

「サイードはずっと長い間チームの一員だし、よいアドバイスもくれるので、そのアドバイスはとても有効だと思います」