2022年12月25日(日)東京・両国国技館で開催された『Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』の一夜明け会見が、26日(月)都内にて行われた。
メインイベント(第17試合)スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで、セルゲイ・アダムチャック(ウクライナ/第2代GLORYフェザー級王者、現同級6位)に判定3-0で勝利した原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)とセミファイナル(第16試合)のミドル級(-70kg)3分3R延長1Rで、ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym/GLORY世界ライト級1位)に判定2-1で勝利した海人(TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者)が出席。前夜の試合を振り返った。
海人は「自分でも納得・満足する試合が出来ていないので凄く反省しています。でも学ぶことが多かったので、来年に向けて自分が満足する圧倒・圧勝できるような試合を見せていくので期待していて欲しいなと思います」、原口は「対抗戦の大将としてRISEに勝ち星をあげることになったのでホッとしているし、ディフェンス重視の選手に頭脳を使ってやりたいことが出来てまたひとつ成長できたかなと思います」と、共に学び・成長が感じられる試合だったという。
同会見ではGLORYスポーツのロビー・ティマーズ副社長から「原口、海人、白鳥、この3人にはGLORYに出てもらおうと考えています」と名前が上がり、原口は「めちゃくちゃ嬉しいです、素直に。自分的には勝っている試合は派手な試合が多いので昨日はおもろない試合をしてしまったかと思っていたんですが、映像で見たら面白かったのでそう評価されて素直に嬉しいですね」、海人は「嬉しいのは嬉しいですが、もっと見せられる試合できるのでそれをもっと見せたい。出させてもらえるのであればもっと強い自分を見せてもっと高い評価をしてもらいたいと思います」とそれぞれの感想。
海人はGLORY本体にも乗り込みたいとしているが、原口はどうなのか。それを聞くと「その気持ちはずっとありますね。いきなり行ってもアレなので、もうちょっと強くなってからでもいいですし、来てくれと言われたらいつでも行きます」と出撃に意欲を見せる。そこでGLORY世界フェザー級タイトル(王者はペットパノムルン)を狙うかとの問いには「ベルトと言ってもペット選手なのでまだ届かないところがあると思うので、GLORY本体に乗り込んで経験を積んで、日本でも何かしら世界のタイトルを獲って強くなった姿でペット選手と向き合いたいと思います」ともっと経験を積んでからと慎重。
海人は今回の試合の判定について様々な意見が飛び交っており、そのことについて「言われるのは自分の責任ですし、見てくれた皆さんには本当に強い自分を見せたいので、それを出来ていない自分が悪い。結果は勝ちましたけれど自分的にも反省するところが多かったので、もっと強い自分を見せていけるようにしたいなと思っただけですね」と、圧倒的な強さを見せられなかった自分が悪いとした。
試合後には「来年はガラッと戦い方を変える」とのコメントがあり、どう変えるのかと聞かれると「細かいことになりますが、分かりやすく言うと圧勝する、圧倒するのをvs.世界で見せられていないので、それを見せていきたいのでいろいろ改善していきたい部分はあります。戦い方ひとつひとつもそうですし、相手がパワー型であった時にはもうちょっと違う戦い方が出来ると思ったので、そこを今後見せていきたいと思います」と今回学んだことを改善していきたいと話した。
原口には、リングサイドで観戦していた武尊と戦いたいとの気持ちはあるかとの質問が飛んだが、「やりたい気持ちは特にはない。階級も違いますし。昔の自分やったら手を上げてやらせてくれと言ったと思いますけれど。でもこうしてRISEを見に来てくれて嬉しいですし、ただただああいうスーパースターに来てもらったので感謝していますね。今はそれだけですかね」と答えた。