第4代RISEミドル級王座を争う松倉(左)とソンヒョン。中央は伊藤隆RISE代表
2019年7月5日(金)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 133』の前日計量が、4日(木)14:00より都内で行われた。
セミファイナルの第4代RISEミドル級(-70kg)王座決定戦、3分5R無制限延長Rで対戦する同級1位イ・ソンヒョン(韓国)は69.85kg、同級2位・松倉信太郎(TRY HARD GYM)は69.95kgでそれぞれ計量を一度目でクリアー。
その後のタイトルマッチ調印式&記者会見に出席した松倉は「明日に向けてやれることは全部やってきたので、あとは明日やるだけ。僕は明日チャンピオンになるので楽しみにしていてください」と断言。ライト級に続いての2階級制覇を狙うソンヒョンは「久しぶりのRISEの試合で楽しみでしょうがないです。自分のスタイルで戦うつもりです。特にスタミナには自信があります。後半で倒して勝たなければいけないので倒してチャンピオンになります」と、持ち前のスタミナを活かした後半決着を予告した。
減量でかなり憔悴しきったように見えた松倉だが、「コンディションは凄くいいと思います。減量が普段キツくて計量の時は生きているので精一杯だったんですが、今回は声も出ているし調子もいいです。でも当日リングに上がった時が本当の調子だと思っているので、そこは明日になってみないと分からないですが、今の段階ではいいです」と、いつもより調子はいいくらいだという。
ソンヒョンについては「対峙してみて、普段腹筋が割れているイメージはなかったんですが、今回は割れていたのでしっかり練習してきたんだな、と」と相手をよく観察し、「前に話した時に『次は違うところに出て試合をする』と話を聞いていて。僕は去年6月にRISEに初めて参戦させていただいたんですが、それからRISEのベルトを目指して戦ってきてそれを目標に頑張ってきたので、ベルトに対する想いとかRISEを盛り上げたい気持ちでは全然負けていないと思っています。明日はそれを見せてあげたいなと思っています」と、この1年間懸けてきた想いをぶつけると語った。
対するソンヒョンは「コンディションはとてもいいです。減量がないのでラクです」と松倉とは対照的な様子で、「それより早くリングに立ちたいです。松倉は3試合連続で勝っていると聞きました。自分と戦っている時よりも強くなっていると思いますが、絶対にKOする。KOで勝ってチャンピオンになります」と、強くKO決着をアピールする。
松倉も「理想はKOすること。最初から最後まで倒しに行こうと思っています。ソンヒョンのスタミナが凄いのはやった自分(昨年6月に対戦し、延長Rでソンヒョンが判定勝ち)が分かっているので、早く倒せればいいなと思っていますが、3分×5R全てで倒せる隙を見て、チャンスがあればそこは全力で奪いにいこうと思っています」と、常にKOを狙う姿勢で挑むと話した。